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中国人観光客が急増…明洞を占領した韓国産中低価格化粧品

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

ソウル明洞で、中国人観光客に人気の韓国産化粧品店に行列ができている。(写真提供=韓国経済新聞社)

中国人観光客が急増し、ソウル明洞(ミョンドン)商圏も様変わりしている。過去、明洞の“最古参”に挙げられた店が相次いで廃業し、その空き場所を中国人観光客に人気の高い韓国産中低価格の化粧品取扱店が埋めている。

化粧品ブランド「NATURE REPUBLIC(ネイチャーリパブリック)」は明洞で流動人口の最も多いユネスコギルに先月6日、新しい店舗をオープンした。この場所はバーガーキング明洞店が1985年から29年間営業してきたところだ。バーガーキング関係者は「賃貸料は上がるが、明洞でショッピングをしようとする外国人観光客が集まったことで店舗収益率が継続して落ちていた」とし「新たな商圏に集中するため閉店を決めた」と説明した。今年9月にはユネスコギルのスターバックスが契約満了で退いたところにマスクパック専門店「ALL MASK STORY(オールマスクストーリー)」が入店した。

グローバル不動産コンサルティング会社のクッシュマン・アンド・ウェイクフィールドによると、今年明洞商圏の1平方メートル当たりの月間平均賃貸料は昨年(75万60ウォン)より17.6%上昇した88万2288ウォン(約9万4400円)で、世界主要繁華街のうち8番目に高かった。


このように高額の賃貸料にも国産化粧品ブランドの“明洞入り”は続いている。小商工人商圏情報システムによると、先月明洞地域の化粧品小売店数は127店で、2012年6月(38店)に比べて100店近い急増となった。現在、NATURE REPUBLICは明洞商圏だけで10店舗を構えている。innisfre(イニスフリー)とit's skin(イッツスキン)もそれぞれ8店舗と7店舗を営業中だ。THE FACE SHOP(フェイスショップ)やETUDE HOUSE(エチュードハウス)、TONYMOLY(トニーモリー)はそれぞれ6店舗を運営している。

国産中低価格化粧品ブランドの善戦には中国人観光客の影響が大きい。化粧品業界のある関係者は「中国人観光客が増えたことで明洞地域で1店舗当たり月間平均2億~10億ウォンの売上高がある」と話した。



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