とにかくトランプ氏の「地獄論」に対し、クルーグマン氏は反証を提示する。例えばニューヨーク市で発生する暴力犯罪件数が過去50年間のどの時期よりも減少したという統計を例に挙げる。もちろん犯罪に対する恐怖がなくなったわけではない。クルーグマン氏本人も午前3時にニューヨークの路上を一人で歩くのをためらうという。しかしクルーグマン氏の考えでは、米国が地獄になったというのは事実でなく、政治的な扇動術にすぎない。もちろんクルーグマン氏は今回のコラムでもそうだが、失業や所得格差、人種主義の問題などを論じてきた。問題は具体的で現実的なところにあるということだ。
ここでクルーグマン氏の発言に言及するのは、米国の問題を論じようというのではなく「地獄のどん底」という言葉が韓国社会を話すのに使われる流行語「ヘル朝鮮」を連想させるからだ。もちろん、社会全体を地獄といっても、トランプ氏の言葉と韓国社会の流行語が同じものを意味するわけではない。社会階層の観点で見ると、トランプ氏は概して上から下を見ながら話し、韓国で「ヘル朝鮮」というのは社会の下層にいると考える人たちが恨みの気持ちを表現するものといえるだろう。
協議で葛藤を解消する信頼が消えたところが「ヘル朝鮮」に(2)
協議で葛藤を解消する信頼が消えたところが「ヘル朝鮮」に(3)
ここでクルーグマン氏の発言に言及するのは、米国の問題を論じようというのではなく「地獄のどん底」という言葉が韓国社会を話すのに使われる流行語「ヘル朝鮮」を連想させるからだ。もちろん、社会全体を地獄といっても、トランプ氏の言葉と韓国社会の流行語が同じものを意味するわけではない。社会階層の観点で見ると、トランプ氏は概して上から下を見ながら話し、韓国で「ヘル朝鮮」というのは社会の下層にいると考える人たちが恨みの気持ちを表現するものといえるだろう。
協議で葛藤を解消する信頼が消えたところが「ヘル朝鮮」に(2)
協議で葛藤を解消する信頼が消えたところが「ヘル朝鮮」に(3)
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