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【コラム】世代間の率直な対話で「ヘル朝鮮」拡散防げ=韓国

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
最近、私のソーシャルネットワークサービス(SNS)ページに海外メディア・ブログが韓国での人生を扱った記事が載り続けた。20代後半から30代初めの韓国の友人が共有した文には、職場生活の苦衷と、家族と時間を過ごすことが困難な勤務環境についての話が主に入れられた。彼らは、このような現実に落ち込んだり腹を立てたりしていた。こうした現象は必ず確かめておかなければならない必要がある。国際社会での韓国イメージが悪くなるだけでなく、若い労働人口の生産性にも影響を与えるからだ。

先月、米国ワシントンポスト(WP)には「韓国の若い世代は自身の国を地獄と呼ぶ」という記事が載せられた。不安定な契約職で少ない月給をもらって長時間働きながら未来への希望をなくした韓国若者たちを扱っていた。世界経済フォーラム(WEF)の資料によれば韓国は、経済協力開発機構(OECD)加盟国の中で勤務時間が2番目に長い。ドイツの1.6倍だ。経済専門紙エコノミストは、長い労働時間とともに上司によく見せようと細やかな行動をするがいい加減にできずにストレスを受けている韓国の企業文化を伝えた。

WPはさまざまな取材源に接触した結果、上の世代と若い世代間の共感が形成されていないことをこうした企業文化の主な背景だと狙いをつけた。韓国を主要20カ国(G20)にするために犠牲を甘受して勤勉に働くばかりだった世代と、そのおかげで豊かに育ってきた世代は、同じ現実でも全く違う夢を見るはずだ。期待することも違わざるをえない。停滞していれば結局は遅れをとるはずだ。もちろん若い世代が十分に享受して育つことができたのは、上の世代の犠牲によって後押しされたという事実は明確に記憶しておかなければならない。同じように未来の世代が進んでいけるように変化する現実を認めることも必要だ。


韓国社会は、ドイツの労働者のような余裕を楽しめないならばドイツと比べるほどの経済大国に成長しても何の意味があるのかという若者たちの声にも耳を傾けなければならない。韓国の若い労働者たちには、より多くの自律性と共に革新を引き出すために思い切り失敗できる柔軟な環境が必要だ。このような環境が提供されてこそ韓国企業は若い働き手が持つ爆発的な創造力の恩恵を受けるだろう。また上司に対する恐れのためではなく仕事に対する自発的な情熱で埋め尽くされた意欲的な職員だけが韓国経済の第2飛躍を引き出せる。無力感に包まれて諦める前に、新旧世代が互いに近づかなければならない。それが「ヘル朝鮮」の拡散を防ぐ道だ。

ジェームズ・フーパーJTBC『非首脳会談』『私の友人の家はどこ?』元出演者



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