北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)委員長が8月24日に「成功の中の成功、勝利の中の勝利」と興奮した潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)は、北東アジア安保秩序のゲームチェンジャーとして評価されている。潜水艦が韓・中・日・露が接している韓半島(朝鮮半島)の海中や米国のグアム・ハワイ近隣をひっかき回し、どんな角度からでも核ミサイル1発を飛ばせるからだ。今まで北朝鮮のミサイルは陸上の固定式や移動式発射台から飛んで行った。韓国の領土を狙う場合、どのケースでも南側に向かうのだから韓国の各種探知レーダーや迎撃ミサイルは全て北側を眺めている。
SLBM潜水艦が韓国の後方三面の海を深々と南下して核や生化学弾頭を装着したミサイルを後方から撃てば対応無策、防ぐ方法がない。多くの費用がかかるあらゆる軍事的対策が提示されているけれども、実際の効果をみるには6~7年は必要とされるという。その時まで韓国人は言ってみればSLBM免疫欠乏症に苦しめられるほかはない境遇だ。
韓国国防部は技術的に北朝鮮のSLBM実戦配備の時点を今後1~3年ほどとみている。金正恩委員長が大統領選挙を数カ月後に控えた来年下半期にSLBM実戦配備を宣言する可能性は充分だ。最近の連続的な処刑政治で分かるように金正恩委員長の狂的で暴悪な形態はどこに飛び跳ねていくかも分からない。大衆の不安と恐怖心理に食い込んで「金正恩氏に特使を送る。平和交渉を行ってSLBM発射だけは防いでみる」という公約も登場するだろう。2013年の金正恩委員長の核実験の時も政界から特使・交渉論が出てきた。金正恩委員長が脅迫的に要求する数千万や数億ドルを、平和の費用として渡しても大丈夫ではないのかという呼応世論が広がるかもしれない。
実際に金正恩委員長にとって核・ミサイルは軍事武器ではない。政治・経済・外交・統一分野で北朝鮮の国家目標を達成するための戦略手段だ。2012年にイ・ユンゴル氏によって公開されて論議はあるが相当な信憑性が認められた「金正日(キム・ジョンイル)の遺書」を見てみよう。金正日総書記は息子に「南朝鮮を軍事的に制圧した状態で経済・文化交流を始めなさい」と指針を与えている。今、韓国は遺書のとおり北朝鮮に「軍事的に制圧」された。金正恩委員長の次の手順は「経済交流」だ。この問題について金正日総書記の遺書は「私たちには南朝鮮の経済発展は大きなチャンスだ。私たちの軍事的威力が決定的であることを南朝鮮の当局者に認識させろ」と書いている。軍事的に韓国があえて立ち向かわないようにしておいて、その経済力を吸収しろという話だ。
【時視各角】金正恩氏「勝利の中の勝利」=韓国(2)
SLBM潜水艦が韓国の後方三面の海を深々と南下して核や生化学弾頭を装着したミサイルを後方から撃てば対応無策、防ぐ方法がない。多くの費用がかかるあらゆる軍事的対策が提示されているけれども、実際の効果をみるには6~7年は必要とされるという。その時まで韓国人は言ってみればSLBM免疫欠乏症に苦しめられるほかはない境遇だ。
韓国国防部は技術的に北朝鮮のSLBM実戦配備の時点を今後1~3年ほどとみている。金正恩委員長が大統領選挙を数カ月後に控えた来年下半期にSLBM実戦配備を宣言する可能性は充分だ。最近の連続的な処刑政治で分かるように金正恩委員長の狂的で暴悪な形態はどこに飛び跳ねていくかも分からない。大衆の不安と恐怖心理に食い込んで「金正恩氏に特使を送る。平和交渉を行ってSLBM発射だけは防いでみる」という公約も登場するだろう。2013年の金正恩委員長の核実験の時も政界から特使・交渉論が出てきた。金正恩委員長が脅迫的に要求する数千万や数億ドルを、平和の費用として渡しても大丈夫ではないのかという呼応世論が広がるかもしれない。
実際に金正恩委員長にとって核・ミサイルは軍事武器ではない。政治・経済・外交・統一分野で北朝鮮の国家目標を達成するための戦略手段だ。2012年にイ・ユンゴル氏によって公開されて論議はあるが相当な信憑性が認められた「金正日(キム・ジョンイル)の遺書」を見てみよう。金正日総書記は息子に「南朝鮮を軍事的に制圧した状態で経済・文化交流を始めなさい」と指針を与えている。今、韓国は遺書のとおり北朝鮮に「軍事的に制圧」された。金正恩委員長の次の手順は「経済交流」だ。この問題について金正日総書記の遺書は「私たちには南朝鮮の経済発展は大きなチャンスだ。私たちの軍事的威力が決定的であることを南朝鮮の当局者に認識させろ」と書いている。軍事的に韓国があえて立ち向かわないようにしておいて、その経済力を吸収しろという話だ。
【時視各角】金正恩氏「勝利の中の勝利」=韓国(2)
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