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韓国最大野党の新代表「THAAD配備問題、議員らの衆論に従う」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

共に民主党の秋美愛(チュ・ミエ)新代表が29日午前、就任後初めての公式日程として、最高委員ら党指導部とともに国立ソウル顕忠院を参拝した。顕忠塔の前で献花・焼香した秋代表は金大中(キム・デジュン)、金泳三(キム・ヨンサム)、朴正熙(パク・ジョンヒ)、李承晩(イ・スンマン)元大統領の墓を順に参拝した。秋代表が朴正熙元大統領の墓に焼香している。

野党「共に民主党」の秋美愛(チュ・ミエ)新代表が公式日程の初日から朴槿恵(パク・クネ)大統領と対立した。「建国節法制化」など与党の歴史認識を問題視しながらだ。しかし強硬策ばかりではなかった。秋代表は高高度ミサイル防衛(THAAD)体系配備については「反対の所信に変わりはないが、反対の党論を採択するかどうかは議員ら衆論に従う」と述べ、一歩退いた。青瓦台(チョンワデ、大統領府)と与党を相手に強い野党を追求すると同時に、安保分野では「授権政党」の姿を考慮した「ツートラック路線」を見せた。

秋代表は29日、国会で開かれた最初の最高位会議で、「朴槿恵政権が残念なことに大韓民国の正統な臨時政府を否定しようとしている」とし「我々の歴史を否定することであり憲法を否定することだ」と述べた。与党が推進する「建国節法制化」に対する発言だった。続いて「大韓民国を2つの国民に分裂させるのではなく、国民統合に進まなければいけない」とし「朴大統領が連続で3回も出席していない5・18光州(クァンジュ)民主化運動記念式、李明博(イ・ミョンバク)・朴槿恵政権の8年間に一度も訪問しなかった済州(チェジュ)4・3犠牲者追悼式に出席することを望む」と述べた。朴大統領はこの日、金在原(キム・ジェウォン)青瓦台政務首席秘書官を通じて秋代表にお祝いの花を送った。

秋代表はTHAAD問題について、党代表当選後から「反対党論を明確にする」と述べてきたが、こうした態度に変化を与えた。秋代表はこの日、中央日報との電話で、「6年間、国際大学院で外交・安保をテーマに講義をしたが、THAAD配備に反対する私の所信に変わりはない」とし「しかし党論は議員の意見を集めて決めるものであるため、2日の議員ワークショップで決まるだろう」と述べた。秋代表は「外部専門家を迎えて公論の場を開き、関心がある議員が判断する機会を与える」とし「私の意見通りに貫徹するのではなく、院内代表が主宰する議員総会で党論を決めればそれに従う」と話した。


秋代表はソウル銅雀洞(トンジャクドン)の国立顕忠院を訪れ、金大中(キム・デジュン)、金泳三(キム・ヨンサム)、朴正熙(イ・スンマン)元大統領の墓を順に参拝し、統合する姿も見せた。ここでは「時代ごとにその時代の課題があり、今日は民生を良くする時代であり大韓民国の国民が一つに統合しようという時代の課題がある」と述べた。

一方、秋代表は李貞鉉(イ・ジョンヒョン)セヌリ党代表を表敬訪問した席で、「野党を代表して国民の民心が望むものをしっかりと伝えるので、国民の声に傾聴してほしい」と要請した。

李代表は「ともに58年生まれの戌年だが、秋代表は私より12年も先に国会議員になり、議員としては大先輩」とし「国会では大先輩として迎えたい」と述べた。

朴智元(パク・ジウォン)国民の党非常対策委員会代表は、秋代表が党代表室を訪ねると「21年前に金大中総裁を訪ねて入党するのを私が見たが、党代表として会うことになった」と話した。秋代表は「感慨無量」としながらも「金大中大統領の遺言は『必ず統合しなさい』だったが、大統領の心を誰よりよく読み取ることができる朴代表であるだけに、必ず統合して国民に希望を与える長程を始めましょう」と提案した。朴代表は「最初から一泡吹かせる」と受け渡した。

秋代表は沈相ジョン(シム・サンジョン)正義党代表と会った席では抱擁した後、昨年の韓日政府の慰安婦合意を取り上げながら「合意とはいえない屈辱」と述べた。



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