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【コラム】「大丈夫?」ホモ・コネクティクスの安否のあいさつ=韓国(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
他人とつながっているから存在している人間。つながりを渇望してこれを追い求め、つながりの中で安全を感じる存在。それで筆者は人間を「つながりの人間、ホモ・コネクティクス(Homo Connecticus)」と呼ぶ。長い人類の歴史上、互いに頼りつながることで自分たちよりも強い捕食者に対抗することができ、危険から生き残ってきた「つながりの人間」は今、かつてなくつながることができる技術の時代に生きている。望めば地球上のどこの誰とでも簡単につながり、関係を限りなく拡張させることができる。しかし、このような超ネットワーク社会で人間はかつてなく断絶しているのかもしれない。食卓を囲んで座った家族が、同じ空間に物理的に一緒にいる人々が、各自のスマートフォンでそれぞれ別の世界とつながり断絶した超ネットワークの矛盾!

ホモ・コネクティクスが断絶した最も極端な結果がまさに自殺ではないか。大韓民国は2003年から現在まで、経済協力開発機構(OECD)国家で最も高い自殺率を記録している。韓国の人口10万人あたりの自殺率はOECD平均12人の約2.5倍にあたる29.1人だ。OECD自殺率1位というと、先進国と比較した結果だからとそうなのだと考える者もいるだろうが、残念なことに世界の国々を含めた世界保健機構(WHO)の統計でも中南米ギアナに次いで世界で2番目の自殺率だ。

半面、つながりのための技術インフラは最高水準だ。ピュー研究所の2016年報告によると、大韓民国のスマートフォン使用率は88%で世界の中間値43%に比べて圧倒的な世界1位であり、インターネット使用率も94%と圧倒的な世界1位だ。


スマートフォンとインターネットで最もよくつながっている社会で断絶の極端形態である自殺が最も深刻だという矛盾の時代を生きているといえる。自殺研究の権威者トーマス・ジョイナー教授が「所属感の減弱(thwarted belongingness)」を自殺要因の一つに挙げて説明したように、所属感が失われ社会的に孤立し、関係欲求を満たすことができない状態がネットワーク技術の洪水の中で広がっている。



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