新体操のソン・ヨンジェ(写真=本人のインスタグラム)
WADA法律代理人であるカナダのウェスタン大学法学部のリチャード・マクラーレン教授が明らかにした報告書によると、ロシアはソチ冬季五輪でメダルを獲得した選手の尿サンプルを取り替える手法でドーピングの摘発を巧妙にすり抜けていた。問題はロシアがスポーツ省の主導下で組織ぐるみでドーピングが行われていたことだ。マクラーレン氏は「ロシアのアンチ・ドーピング機構(RUSADA)傘下のモスクワ研究所がロシアのドーピング選手を保護した。薬物検査の結果はスポーツ省にすべて報告され、ロシア情報当局の連邦保安局(FSB)と研究所が協力してこれを統制・監督していた」と主張した。
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