パク・ジョンウ氏の服「99%is」を着ている歌手ジャスティン・ビーバー。(写真=99%is)
このようにKファッションが躍進する理由は何か。雑誌『ヴォーグ』のインターナショナル・エディターであるスージー・メンキス氏は「Juun J」の特徴として「ジェンダーブレンディング(性的境界を崩すこと)だけでなく古典的な韓服との接点を見出して21世紀のメンズファッションを再構成している点」を挙げた。固有の伝統とトレンディーな現代的感性を調和させたことに注目したのだ。「テンソウル」オープニングショーを訪れたフランスのファッションエディターであるリリー・テンプルトン氏も「Kファッションは刺しゅうのようなディテールを通じて西洋の服飾と韓国伝統の服飾の違いをクールに組み合わせている」と評した。
同徳(トンドク)女子大学ファッション学科のチェ・ヒョンスク教授は「近頃欧州で活動している韓国人デザイナーたちは最初からグローバルブランドを目標にしているので韓国や韓服・ハングルを露骨なデザイン要素として使うことはないが、すでに入り込んだ韓流が韓国デザイナーや韓国文化への関心につながっている」として「ヨウジ・ヤマモト(山本耀司)、イッセイ・ミヤケ(三宅一生)など日本人デザイナーがパリに進出した1980年代の日本のように政府の積極的な文化支援策が後押しされなければならない」と強調した。
イタリアデザイン学校IEDのフィレンツェキャンパスのアレクサンドロ・コロンボ校長は「韓国の学生たちは実技能力が優れてストーリーを作ることができ、熱情的」としながら「この点がプロデビュー後も成功要因になるようだ」と話した。
<今こそ創意韓流だ>(上)ジャスティン・ビーバーら有名ポップ歌手が夢中になるKファッション(1)
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