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<ロッテ不正資金捜査>不正資金に日本ロッテも介入?(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
辛格浩(シン・ギョクホ、重光武雄)総括会長(95)をはじめとする総帥一家の国内外不正資金に対する捜査に検察が全力投球している。特に総帥一家の不正資金にロッテグループ系列会社が総動員されたと把握している。辛総括会長をトップに系列会社間が複雑に絡むロッテグループの独特の支配構造のため、こういうことが可能だったという分析が出ている。

検察が14日、2次家宅捜索をしたロッテ系列会社10カ所のうちロッテケミカル(旧湖南石油化学)は海外不正資金づくりの通路と見なされたところだ。検察はロッテケミカルがインドネシアから原料のブタジエンなどを購入しながら中間に協力会社A社の香港法人と日本ロッテを挟む形で、2010年ごろから取引代金を数百億ウォン水増しし、一部を資金づくりに利用したと疑っている。

ロッテケミカルの最大株主はロッテ物産で、持ち株比率は31.27%。ホテルロッテ(12.68%)、日本ロッテホールディングス(9.3%)なども出資している。辛東彬(シン・ドンビン、重光昭夫)ロッテグループ会長(61)は2013年から0.26-0.3%の株式を保有している。


辛総括会長の国内不動産取引に系列会社が動員された状況も次々と表れている。ロッテ商事は2008年8月、仁川市桂陽区木上洞(モクサンドン)一帯の辛総括会長の林野166万平方メートルを504億ウォン(約45億円)で購入した。土地購入額は当時の公示地価(200億ウォン)の2-2.5倍だったという。ロッテ商事は土地購入から1カ月後、運営資金準備名目でグループ系列会社9カ所か500億ウォンの有償増資を受けた。最大株主のホテルロッテが237億ウォンを投資し、ロッテロジスティックス(83億ウォン)、ロッテショッピング(57億ウォン)、ロッテ建設(41億ウォン)なども株式を購入した。

検察は辛格浩総括会長らの不動産取引の内幕を詳しく知る「キーマン」を金昌権(キム・チャングォン)ロッテ資産開発代表(58)とみて、金代表の自宅を10日に家宅捜索した。金代表は辛東彬会長の最側近で、2007年からロッテグループの不動産開発・分譲事業を総括している。検察は2013年8月にホテルロッテがロッテ済州(チェジュ)リゾートと扶餘(プヨ)リゾートを吸収合併して敷地を安く購入した背景に総帥一家の影響があるかどうかも確認する計画だ。



<ロッテ不正資金捜査>不正資金に日本ロッテも介入?(2)

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