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外国人選手の帰化続く…「平昌ドリームを求めて」(1)

ⓒ ISPLUS/中央日報日本語版
2018平昌(ピョンチャン)オリンピック(五輪)を19カ月後に控え、世界各国スポーツ選手の韓国特別帰化が続いている。体育界はこれをめぐり「実力のある選手を迎えて五輪で好成績を出すことができる」という立場と、「短期的な成果にすぎず韓国のスポーツ発展に役立たない」という意見が対立している。

すでに法務部は5月までに外国人選手16人に対し、体育分野優秀人材として特別帰化を許可している。国内アイスホッケー選手として活動しているダルトン・マシュー(30、カナダ)と大韓バイアスロン連盟所属のスタロドベチ・アレクサンドル(23、ロシア)らが代表的な例だ。これは2011年に改正された国籍法(第7条1項3号、科学・経済・文化・体育など特定分野で非常に優秀な能力を保有する者で、大韓民国の国益に寄与すると認められる者に限り特別帰化を許可する)施行に基づくものだ。うち13人は外国人が韓国国籍を取得した特別帰化に該当する。残りの3人は過去に韓国国籍から外国国籍を取得し、また韓国国籍を回復したケースだ。

法務部は「今後も成長動力の確保および国家競争力強化のために世界的な優秀人材を積極的に発掘して誘致する計画」と説明した。


◆「コリアンドリーム」求めて帰化相次ぐ

平昌五輪が近づく中、今後、特別帰化を希望する選手はさらに増える見込みだ。ボブスレーやスケルトンなど雪上種目団体は最近、韓国国籍取得を希望する欧州の選手から帰化の問い合わせが相次いでいると伝えた。

冬季種目が脆弱な韓国は他国に比べて代表選手になりやすく、平昌五輪で使用されるトラックをあらかじめ経験できるため有利だと判断する選手が多いというのが、関係者らの説明だ。

大韓体育会スポーツ公正委員会は1日、ドイツの女子リュージュ選手エイリン・プリシェ(24)の特別帰化審査を通過させた。プリシェは法務部の最終承認を受ければ「太極マーク」を付けることになる。

大韓リュージュ競技連盟の関係者は「法務部の承認まで約2、3カ月ほど時間がかかると思われる。まだ法務部の最終承認が残っているので見守っている」としながらも「プリシェが代表チームに合流すれば、女子一人乗りとチームリレーでメダルが期待される。遅くとも下半期に帰化が実現すれば、すぐに国内で練習させる予定」と説明した。

韓国女子リュージュは不毛地に近い。それだけに期待が大きいということだ。ドイツ女子代表チームのリュージュは世界的レベルであるため、プリシェが帰化する場合は波及効果が大きいというのが体育界の判断だ。

リュージュ連盟の関係者は「プリシェは選手だけでなく指導者として力を発揮できる。特別帰化申請が受け入れられれば、平昌五輪を越えてコーチとして韓国女子リュージュの発展を助けることができる」と述べた。

大韓スケート競技連盟も外国人選手の特別帰化を推進している。フィギュアアイスダンス選手キリル・ミノフ(23、ロシア)とアレクサンダー・ケムニン(23、米国)だ。連盟のある関係者は8日、「(2人の)特別帰化が遅れる場合、6カ月以上かかることもある。しかしできる限り早く国籍問題を終えて平昌五輪に備えたい」と話した。



外国人選手の帰化続く…「平昌ドリームを求めて」(2)

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