大型不正捜査を専門に担当する検察腐敗犯罪特別捜査団が大宇造船海洋に照準を合わせた。捜査団は8日、大宇(デウ)造船本社と玉浦(オクポ)造船所など10カ所余りを家宅捜索した。検察は大宇造船海洋が数年間にわたり粉飾決算を行った端緒を捕らえたものとされる。
実際に大宇造船海洋の財務諸表はおかしな部分が多い。外見上大宇造船海洋は最優良企業に引けを取らない。3月に2013年と2014年の財務諸表を訂正するまで大宇造船海洋は8年連続黒字だった。収益性に規模(売上額)までともに成長した。
通常この程度なら現金もだぶつくのが道理だ。だが船舶や海洋プラントを作って稼いだ現金(営業活動によるキャッシュフロー)は2008年からこれまで1年も欠かさず毎年マイナスだった。簡単に言えば船舶を作って稼いだお金より、船舶を作るために使ってしまったお金がはるかに多かったと解釈できる。
8年間に稼いだお金よりも使ったお金が多いのに財務諸表が派手だったのは大宇造船海洋だけの秘策のおかげだ。
船舶・プラントを作る上で予想とは異なり追加建造費用がかかれば損失とするのが正常だ。だが大宇造船はこうした勘定の一部を「今後受け取るお金(未請求工事)」とした。このようにすると損失はひとまず売り上げと利益に化ける。「当時は損失とわからなかった」としらを切れば違法といえるかも曖昧だ。
実際にこうした方法を使ったのかは財務諸表だけではわからない。だが結果的には推定が可能だ。未請求工事代金が貯まればいつかは問題が起きる。工事損失を当座は先送りしても最小限残金を受け取る時点では損失として処理しなければならない。
大宇造船海洋は昨年1~3月期に9兆4150億ウォンまで拡大した未請求工事金額を4~6月期に3兆2276億ウォンも処理した。これが受け取るお金だったら利益は大きく膨らまなければならない。だが反対に昨年4~6月期に3兆ウォンを超える営業損失を記録した。損失だったということが証明されたのだ。
保有資産価値再評価時点(2009年、2014年)もややおかしい。大宇造船海洋は経営状況が悪化するたびに保有する土地の資産価値を上げた。5127億ウォンとしていた土地を9835億ウォンと再評価するなど2009年に合計7985億ウォンの再評価差益を得た。これがなければ営業利益(6845億ウォン)は赤字だった。
大宇造船海洋の会計帳簿は「不正帳簿」だった(2)
実際に大宇造船海洋の財務諸表はおかしな部分が多い。外見上大宇造船海洋は最優良企業に引けを取らない。3月に2013年と2014年の財務諸表を訂正するまで大宇造船海洋は8年連続黒字だった。収益性に規模(売上額)までともに成長した。
通常この程度なら現金もだぶつくのが道理だ。だが船舶や海洋プラントを作って稼いだ現金(営業活動によるキャッシュフロー)は2008年からこれまで1年も欠かさず毎年マイナスだった。簡単に言えば船舶を作って稼いだお金より、船舶を作るために使ってしまったお金がはるかに多かったと解釈できる。
8年間に稼いだお金よりも使ったお金が多いのに財務諸表が派手だったのは大宇造船海洋だけの秘策のおかげだ。
船舶・プラントを作る上で予想とは異なり追加建造費用がかかれば損失とするのが正常だ。だが大宇造船はこうした勘定の一部を「今後受け取るお金(未請求工事)」とした。このようにすると損失はひとまず売り上げと利益に化ける。「当時は損失とわからなかった」としらを切れば違法といえるかも曖昧だ。
実際にこうした方法を使ったのかは財務諸表だけではわからない。だが結果的には推定が可能だ。未請求工事代金が貯まればいつかは問題が起きる。工事損失を当座は先送りしても最小限残金を受け取る時点では損失として処理しなければならない。
大宇造船海洋は昨年1~3月期に9兆4150億ウォンまで拡大した未請求工事金額を4~6月期に3兆2276億ウォンも処理した。これが受け取るお金だったら利益は大きく膨らまなければならない。だが反対に昨年4~6月期に3兆ウォンを超える営業損失を記録した。損失だったということが証明されたのだ。
保有資産価値再評価時点(2009年、2014年)もややおかしい。大宇造船海洋は経営状況が悪化するたびに保有する土地の資産価値を上げた。5127億ウォンとしていた土地を9835億ウォンと再評価するなど2009年に合計7985億ウォンの再評価差益を得た。これがなければ営業利益(6845億ウォン)は赤字だった。
大宇造船海洋の会計帳簿は「不正帳簿」だった(2)
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