マーク・リッパート駐韓米国大使が「韓国は韓米自由貿易協定(FTA)の完全履行を急がなければならない」と述べた。彼は「両国の経済関係の核心の柱である韓米FTAは、非常に水準の高い協定であり世界的な羨望を買う1つのモデルになっている」として「持続的に履行されているが時々非常にゆっくりと履行されている面がある」と指摘した。
リッパート氏の発言は、韓米FTA発効後に米国の対韓国貿易赤字が累積していることに対する米国内の不満世論を反映したものとみられる。この日の講演には米国大使館側の招きでソン・インチャン企画財政部国際経済管理官、ユ・ミョンヒ産業通商資源部自由貿易協定交渉官、チョン・ジュノ外交部2国間経済外交局長ら通商関連部署の幹部が参加した。
リッパート大使は1日、世界経済研究院〔司空壹(サゴン・イル)理事長〕主催でソウル小公洞(ソゴンドン)の朝鮮ホテルで開かれた朝食会講演でこのように話した。2~4日のジェイコブ・ルー米財務長官の訪韓を前に出てきた発言のため注目されている。
彼はこの日の講演で苦言も出した。まず韓米FTAの履行が遅いとしながら法律の市場開放を例に挙げた。彼は「法律サービスが完全に開放されれば雇用と消費者の選択肢が増えて、何よりも法律費用が減る長所がある」と強調した。
韓米FTAは2017年の法律市場の開放を目標に国内外のローファームの合弁法人設立を可能にした。だが合弁法人の外国人持分率・議決権を49%に制限して、訴訟の業務や公証・労務・知的財産権関連の業務は除いた。リッパート大使は1月に国会を訪れてこのような制度が韓米FTAの合意水準に達し得ないとして修正を要求した。しかし国会は2月に法改正案をそのまま処理した。
リッパート大使は規制改革も強調した。彼は「韓米FTAが完全に履行されても両国の経済協力の可能性を全て引き出すには足りない」として「韓国は依然として事業がしにくい環境」と指摘した。リッパート大使は「海外で韓国や米国の企業家たち皆からいつも聞く話が、韓国には世界中どこの国にもないほど規制が多いということ」としながら「韓国の規制過剰は朴槿恵(パク・クネ)大統領が指摘してもその多さが変わっていない」と批判した。
韓国だけにある規制として自動車の座席サイズに対する規制を挙げた。データ管理のためのサーバーを別に用意しろという国も韓国だけだといった。彼は特に「韓国の規制は外国人投資家を含めた一般人の意見の取りまとめ過程が事実上なく、短時間で作られて同じ規制も状況と担当者によって解釈が変わる」と指摘した。
駐韓米国大使「韓国、TPP加入するには貿易・労働の改善必要」(2)
リッパート氏の発言は、韓米FTA発効後に米国の対韓国貿易赤字が累積していることに対する米国内の不満世論を反映したものとみられる。この日の講演には米国大使館側の招きでソン・インチャン企画財政部国際経済管理官、ユ・ミョンヒ産業通商資源部自由貿易協定交渉官、チョン・ジュノ外交部2国間経済外交局長ら通商関連部署の幹部が参加した。
リッパート大使は1日、世界経済研究院〔司空壹(サゴン・イル)理事長〕主催でソウル小公洞(ソゴンドン)の朝鮮ホテルで開かれた朝食会講演でこのように話した。2~4日のジェイコブ・ルー米財務長官の訪韓を前に出てきた発言のため注目されている。
彼はこの日の講演で苦言も出した。まず韓米FTAの履行が遅いとしながら法律の市場開放を例に挙げた。彼は「法律サービスが完全に開放されれば雇用と消費者の選択肢が増えて、何よりも法律費用が減る長所がある」と強調した。
韓米FTAは2017年の法律市場の開放を目標に国内外のローファームの合弁法人設立を可能にした。だが合弁法人の外国人持分率・議決権を49%に制限して、訴訟の業務や公証・労務・知的財産権関連の業務は除いた。リッパート大使は1月に国会を訪れてこのような制度が韓米FTAの合意水準に達し得ないとして修正を要求した。しかし国会は2月に法改正案をそのまま処理した。
リッパート大使は規制改革も強調した。彼は「韓米FTAが完全に履行されても両国の経済協力の可能性を全て引き出すには足りない」として「韓国は依然として事業がしにくい環境」と指摘した。リッパート大使は「海外で韓国や米国の企業家たち皆からいつも聞く話が、韓国には世界中どこの国にもないほど規制が多いということ」としながら「韓国の規制過剰は朴槿恵(パク・クネ)大統領が指摘してもその多さが変わっていない」と批判した。
韓国だけにある規制として自動車の座席サイズに対する規制を挙げた。データ管理のためのサーバーを別に用意しろという国も韓国だけだといった。彼は特に「韓国の規制は外国人投資家を含めた一般人の意見の取りまとめ過程が事実上なく、短時間で作られて同じ規制も状況と担当者によって解釈が変わる」と指摘した。
駐韓米国大使「韓国、TPP加入するには貿易・労働の改善必要」(2)
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