美術作品活動を活発にしてきた歌手チョ・ヨンナムが2011年2月、ソウル江南区清潭洞の自宅作業室で作品について説明している。(中央フォト)
Aは「花札の絵を中心にチョさんの作品の90%ほどを私が描けば、チョさんが残りの10%を上塗りし、サインを入れてチョさんの作品として発表した」とし「このような方法で2009年から今年3月まで300点ほどの絵をチョさんに描いた」と主張した。続いて「チョさんが必要なテーマの作品を依頼すれば該当作品を2、3点ずつ、または10-20点ずつ描いて伝えた」と説明した。
Aは「芸術家として良心の呵責を感じ、1年間ほど絵を描かないこともあった」とも話した。Aは花札の絵を主に描いたという。
Aはチョ・ヨンナムのマネジャーと作品をめぐり携帯電話のメッセージもやり取りしたと伝え、メッセージ内容も公開した。対話の内容には絵の写真とともに「20号で2つお願いします」などのコメントがあった。
検察は今回の家宅捜索に関し、Aの主張が事実かどうかを確認し、初期に証拠になるものを確保するためだと説明した。
今後、チョ・ヨンナムの絵をどこまでAが描き、チョ・ヨンナムがどれほど描いたのか、売れた絵がAが描いたものかどうか、いくらで販売されたのかなどを確認する方針だ。しかしまだ検察は売れた絵を確保していないという。法曹界の関係者は「Aの主張が事実ならば、詐欺容疑が成立する可能性がある」と述べた。
これに関し束草支庁の関係者は「まだAの一方的な主張であり(詐欺容疑について)確認されたものはない状況」とし「本人もどの絵がどのように売れたのかを正確に知らないため、今後(作品を確保して)検証手続きを踏まなければいけない」と話した。
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