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東レ尖端素材、韓国工場稼働…自動車軽量化素材で世界最大の生産基地に(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

東レ尖端素材群山工場の従業員が工場増設予定敷地を調べている。この工場は2018年までに現在の生産能力の樹脂8600トン、コンパウンド3300トンを2倍以上に拡大する計画だ。(写真=東レ尖端素材)

グローバル科学素材企業の東レ尖端素材が「スーパーエンジニアリングプラスチック」と呼ばれるPPS樹脂とコンパウンド(混合物)の韓国国内での生産を始めた。PPS樹脂とコンパウンドは自動車軽量化の核心素材に挙げられるが、これまでは全量を輸入に依存してきた。東レ尖端素材は27日「先月から全羅北道群山市(チョンラブクド・クンサンシ)のセマングム産業団地にあるPPS生産工場の稼動を始めた。この工場を世界最大のPPS生産拠点として育てることにした」と明らかにした。

PPSコンパウンドは、基本性質はプラスチックだが200度以上の高温にも耐えられ、加工も容易なことから主にエコカーのエンジンとモーター関連部品に使われる。PPS樹脂はコンパウンドを作るのに使われる中間材料だ。

東レ尖端素材側は2018年までに群山工場の増設を推進し、現在の樹脂8600トン、コンパウンド3300トン規模である生産量を2018年までに樹脂1万7200トン水準に拡大する計画だ。日本の東海工場の樹脂年産1万9000トンと同水準の規模だ。これまでと増設にかかる投資額を加え東レ尖端素材は総額3000億ウォンを群山工場に投資する。


工場増設が完了すれば東レグループはPPS分野で圧倒的なグローバル1位に上ることになる。現在グローバル市場規模は年10万トンほどで、東レグループとベルギーのソルベイが2強構造を構築している。

群山工場は特に世界のPPS生産施設のうち世界で初めてPPSの基礎原料である硫化水素ナトリウム(NaSH)とジクロロベンゼン(p-DCB)だけでなく、中間材料であるPPS樹脂、完成品であるコンパウンドまで生産できる一括生産体制を整えている。



東レ尖端素材、韓国工場稼働…自動車軽量化素材で世界最大の生産基地に(2)

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