ビッグボードのプログラムは専門スポーツ放送をほうふつさせる。試合の予告、ダグアウトのインタビュー、競技場に来るファンの映像、４Ｄで具現されたプレーの映像など多彩に構成されている。キム・ジェウンＳＫ戦略プロジェクトチームマネジャーは「野球場の座席は数千ウォンの外野席から数十万ウォンのスカイボックスまで幅広い。野球場ですべての観客が同じように提供されるサービスは電光掲示板だけ」とし「野球は攻守交代とクリーニングタイムがあり、ビッグボードを通じてコンテンツを見せる機会が多い」と説明した。ＳＫファンの会社員ホン・ジェソンさん（２９）は「ビッグボードの大きさとプログラムを見て驚いた。初めて野球場に来る人たちも野球を楽しめるはず」と語った。

ビッグボードの放送はまだ初期段階だ。まだ運営に慣れていないため画面が「ブラックアウト」になる放送事故も発生した。シン・ウォングンＰＤは「以前は電光掲示板に広告が出る時間にトイレに行った。最近は試合の場面をリアルタイムで編集しなければいけないので席を外す時間がない」とし「毎試合が生放送」と話した。

ビッグボード運営スタッフはイングランドプロサッカーチーム、マンチェスター・ユナイテッドの「マンＵテレビ」のように高品質のコンテンツでファンを楽しませるという目標を設定した。イム・ホンジンＰＤは「中長期的にはビッグボード専用ドラマも考えている。これからは野球だけでなくビッグボードを見るために野球場に来る観客も増えるだろう」と話した。

韓国の野球場に世界最大の電光掲示板…何を映し出す？（１）