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ヴァンサン・プラセ仏国家改革長官「娘が韓国語学び、自分にも教えてくれたら…」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
「(韓国が)私を捨てたという苦痛や背信感の中で生きてきたのは事実だ。だが今は痛みはすべて解消された。私はこれからは韓国とフランスの関係の発展を助けなければならず、そのようにするほかはない人間だと思っている」

韓国系のジャン=ヴァンサン・プラセ仏国家改革長官は7日(現地時間)「韓国内フランスの年」を記念してフランスを訪問した外交部の出入り記者と会ってこのように話した。また「私のアイデンティティは100%フランス人だが、フランスにいる韓国の人々に多く会って助けになるつもり」とも述べた。

2月に就任したプラセ長官の韓国名はクォン・オボク(権五福)だ。1968年にソウルで生まれ、フランスのノルマンディのある家庭に養子縁組された。学生時代から政治・外交に関心が高かった彼は2001年にヨーロッパ・エコロジー=緑の党(EELV)に加入し、2011年に上院議員になった。昨年8月、緑の党が連合政権を脱退して急進左派と連帯するとすぐに離党して環境民主党(UDE:民主主義者・環境主義者連合)を創党した。


彼は幼少期を思い出して「韓国の孤児院にいたが7歳半でフランスに来た。苦しみを胸の中に積み重ねて生きてきた」として「フランスに来たことは大変な幸運だったし、私を迎えてくれたこの国のために最善を尽くさなければならないと思いながら生きてきた」と話した。継父が、幼かった彼に「母国語である韓国語を学んでみなさい」と勧めたが断ったという。だが韓国人に会って考えが変わったといった。プラセ長官は「2011年に初めて韓国に行って、私がいた孤児院にも行ってみたし、今は年に2回程度韓国に行くことになった」として「良い韓国人の友人ができて韓国と和解した。1週間に1、2回は韓国料理の店を訪れるほど今は韓国に愛情を感じている」と話した。

昨年11月のフランソワ・オランド仏大統領の訪韓時は上院議員として遂行し、来月中旬には長官になってから初めて韓国を訪れる予定だ。カンファレンスの出席が主な目的だが、朴元淳(パク・ウォンスン)ソウル市長をはじめデジタル関連部署の長官たちとの面談も検討中だ。

プラセ長官は「フランスは行政的に長い間の歴史がある国なので行政規範や規制が複雑だが、これを減らして企業が発展できるよう支援することが国家改革部の役割」としながら「韓国はこのような部分でデジタル化など現代化がうまくいっており、それをモデルにして支援を受けたいと考えている」と話した。彼はまた「定期的に韓国を訪問しながら、私が暮らしていた40年前とは比較できないほど経済発展を成し遂げたという点を感じている」として「ダイナミックな韓国人に賛辞を送る」とつけ加えた。

プラセ長官は来夏には3歳の娘と共に韓国を訪れる予定だ。娘の誕生日には、パリにある韓国大使館で韓国の民族衣装を着せて1歳の誕生写真を撮った。彼は「娘が韓国に行って韓国語も学び、それで私にも教えてくれたら良いだろう。韓国でパパの国について発見し、自負心とルーツを探すことができたらと願っている」と話した。



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