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【コラム】韓国語だけの特徴、どれほど分かっているか

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
全世界の言語は7000~8000に達するという。だが国連の公式言語は中国語・英語・スペイン語・アラビア語・ロシア語・フランス語しかない。この6種類だけが、世界の指導者たちが会う国連でのコミュニケーション手段だ。国連で会議や演説をする時はこの言語を使い、堪能な言語がなければ国連で通訳サービスを提供する。

それならば韓国語の位置はどこにあるだろうか。最近、国立国語院が公開した情報によれば韓国語は使用者の数で世界13位を占める。使用者が7720万人に達する。韓国・北朝鮮はもちろん中国・日本・ロシア・タイ・米国など世界各地に居住している。

韓国語に初めて接した外国人の立場としては、韓国語よりもハングルのほうが魅力的だった。海外で韓国語を教える韓国人の先生が韓国語ではなくハングルの優秀性を主に称賛したからのようだ。さらにハングルと韓国語を混同して、韓国語が科学的だから偉大で優秀だと話す人もいる。しかしよく考えてみれば、どの言語も科学的であると言えないことが分かる。


韓国の人々と話してみると、ハングルと韓国語に対する知識が不足しているのを感じることができる。例えばハングルが科学的だと自慢する大学生に、科学的な部分を具体的に提示してみろと注文すると慌て始めるのが常だ。ハングルや韓国語の特徴が何かと尋ねれば、たどたどしくなる人が少なくない。すべての韓国の人が言語専門家である必要はないが、少なくとも韓国語に対する基本的な言語学の知識は備えなければならないということだ。

実は韓国語は美しく個性が明らかだ。韓国人の考えや感情を表現するのに韓国語ほど肝要なものはないだろう。どんな外国語にも「ルコンダルコン(仲睦まじい様子)」「カンチュンカンチュン(ピョンピョン)」など韓国人ならではの特別な心理を表現できないためだ。それでも韓国の人々に韓国の特徴が何かと尋ねると「パリパリ(何でも急ぐ、せわしない)」「韓服」「秋夕(チュソク、中秋)」などさまざまなものを挙げながらも「韓国語」と答える人は見かけなかった。

ハングルを誇らしく思うべきだという教育は多く受けているが、韓国語に関心を持つ教育は粗雑にしていたためではないかと思う。ハングルの日もありハングルファッションショーもあるが「韓国語を記念する日」はないのではないか。韓国語をうまく使う教育よりも外国語学習を大切に思う風潮もある理由ではないだろうか。

ハングルと同じぐらい韓国語の重要性や特徴をきちんと知らせる教育プログラムがあったらいいだろう。韓国語が世界に一層広まるには、本場でしっかりと優遇されなければならない。

サミー・ラシャドJTBC『非首脳会談』出演者



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