テスラが初めて公開した普及型電気自動車「モデル3」(写真=各社)
先月31日に直接新車を公開したテスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は3日に自身のツイッターを通じ「2日までにモデル3の事前契約台数が27万6000台を記録した」と明らかにした。2010年に最初に発売したベストセラー電気自動車の日産「リーフ」の累積販売台数20万2000台を大きく超えた。2017年末から引き渡しにもかかわらず確保した予約金だけで3000億ウォンに達する。
「テスラ熱風」の秘訣は7000万~8000万ウォン台の高級電気自動車を作ってきたテスラが初めて普及型電気自動車を発売したというところにある。▽停止状態から時速100キロメートルに達するのに6秒というスポーツカーに劣らない走行性能▽テスラ特有の破格なデザイン▽圧倒的な完全充電時の最大走行距離(346キロメートル)を備えながら安い価格(4020万ウォン、政府補助金を受ければ2000万ウォン台で購入可能)など目を引く要素を多く備えた。価格は韓国製電気自動車の現代自動車「アイオニック・エレクトリック」の4000万ウォン、ルノーサムスン「SM3ZE」の4190万ウォンとほぼ同じだ。
テスラは高性能電気自動車生産のため円筒形バッテリーを搭載しているが、この場合走行距離は増えるが安全性がやや落ちかねない。韓国市場攻略のため専用無料充電所である「スーパーチャージャー」を設置し、バッテリー交換サービスも導入する計画だ。法曹界のIT専門家として知られるク・テオン弁護士は「テスラの電気自動車はタイヤが付いたコンピュータだ。その一方でモデル3はコストパフォーマンスが優れている。自動車産業の革新アイコンであるだけにiPhoneを初めて買った時のように最初に乗ってみたかった」と話した。
テスラシンドローム、韓国自動車業界は緊張の中で注視(2)
この記事を読んで…