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北朝鮮、数日前からGPSかく乱攻撃

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
韓国に向けた北朝鮮の衛星利用測位システム(GPS)かく乱攻撃は、仁川(インチョン)国際空港を利用する旅客機と海上の艦艇・漁船を狙ったものと考えられると、国防部の当局者が1日述べた。

匿名を求めた国防部の当局者は「北のGPSかく乱攻撃は数日前から続いていて、昨日(3月31日)午後7時30分ごろ水位が高まり(出力が強まり)注意警報を出した」とし「GPSかく乱活動は自分たちの能力を誇示することで対南緊張を高める目的」と説明した。続いて「北のGPSかく乱電波は100キロ以上到達すると把握している」とし「電波発信地が黄海南道海州(ヘジュ)と江原道金剛山(クムガンサン)一帯である点を考慮すると、仁川空港や東・西海上で作戦を展開している海軍の艦艇と漁業中の漁船のGPS装置を混乱させようという意図かもしれない」と話した。

軍と民間人を相手にした見えない電波攻撃もいうことだ。北朝鮮はGPSかく乱攻撃を実施した2011と2012年とは違い、海州と金剛山地域の数十カ所から同時に妨害(ジャミング)電波を放射しているという。


現在まで北朝鮮の攻撃で発生した被害はないと把握されている。軍の関係者は「北のGPSかく乱攻撃はしばらく続くと予想している」とし「これに対応して軍は探知体系を運営中で、未来創造科学部など関係機関と情報をリアルタイムで共有しながら対応している」と述べた。特に軍は北朝鮮のGPS攻撃で航空機や船舶に被害が発生する場合、応分の代償を支払わせる方針だ。

しかし軍の対応態度をめぐり批判の声も出ている。国防部の当局者は「物理的・人的な被害が発生する場合に対応する予定」と述べた。被害が発生した場合に対応するという趣旨だ。北朝鮮が不特定多数に向けて攻撃しているため、航空機の場合は大事故につながるおそれもある。このため予防レベルの先制的な措置が必要だと指摘されている。



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