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総選挙まで34日残し大邱を訪問した朴大統領

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

朴槿恵大統領

朴槿恵(パク・クネ)大統領が10日、大邱(テグ)を訪れた。4月13日の総選挙まで34日を残し、セヌリ党候補選挙戦世論調査を翌日に控えた時点だ。朴大統領の大邱行きは昨年9月7日の大邱市の業務報告会以降6カ月ぶり。

朴大統領はこの日、大邱創造経済革新センター(東区、午前9時30分)→大邱国際繊維博覧会(北区)、EXCO、午前10時40分)→スポーツ文化・産業ビジョン報告大会〔寿城区(スソング)大邱陸上振興センター、午前11時30分〕に参加した。午後には慶尚北道安東(キョンサンブクド・アンドン)に建てられた新庁舎の開庁式にも参加した。

朴大統領はこの開庁式で「いま、北朝鮮が安保脅威とサイバーテロなどですべての国家機関と国民に照準を定めている」とし「このような危機の中で決して社会分裂を引き起こしてはならない」と強調した。あわせて「国民の皆さんが危険にさらされないように最善を尽くしているが、何より国民の皆さんの協力が必要だ。国民の団結が重要な時点」と述べた。


朴大統領は「慶尚北道は常に進取的かつ先導的に中枢的な役割を果たしてきた」とし「慶北から端を発したセマウル運動は国民の精神革命を導いた」とも述べた。青瓦台(チョンワデ、大統領府)と主宰側は大邱の行事では総選挙予備候補の出席を遮断し、安東で開かれた行事に限って予備候補の出席を許した。

だが、朴大統領の大邱行きは政治的解釈を生んだ。特に、この日大邱での動線がそのような解釈を大きくした。朴大統領が訪れたところは偶然にも劉承ミン(ユ・スンミン)対李在万(イ・ジェマン)(東乙)、柳性杰(リュ・ソンゴル)対鄭宗燮(チョン・ジョンソプ)(東甲)、金文洙(キム・ムンス)対金富謙(キム・ブギョム)(寿城甲)、クォン・ウンヒ対ハ・チュンス(北甲)などの対決構造のある大邱最大の激戦区だった。特に、柳性杰-クォン・ウンヒ議員は「親劉承ミン系」に分類される。半面、鄭宗燮・前行政自治部長官、李在万・前東区庁長、ハ・チュンス前大邱銀行長などはいわゆる「真朴(真の親朴)候補」にあたる。

「共に民主党」の金聖洙(キム・ソンス)報道官は論評で「政治的論争を甘受してでも選挙介入をするという意志」とし「公正に選挙を管理しなければならない大統領がまるで遊説に行くかのように地域を訪れ驚く」と明らかにした。

檀国(タングク)大(政治学)のカ・サンジュン教授は「劉議員とその側近の多くが当選した場合、大統領に負担になるため真朴候補に力を与えるための行動と見なすことができる」とし「リング外から投げた朴大統領の勝負手」と話した。ソウル大(政治学)のカン・ウォンテク教授は「政治的に敏感な状況なので(選挙介入の)誤解を招く素地がある」と懸念を示した。

半面、青瓦台は報道資料で「経済活性化と雇用創出の現場訪問の一環として、製造業の革新支援に成果を出している大邱センターを訪れたもの」と説明した。



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