韓国銀行が楽観的な経済見通しによって政策金利の引き下げを先送りし、通貨政策と経済状況の間に乖離を生じさせたとの主張が出てきた。

ＬＧ経済研究院は８日、報告書「通貨政策、低成長の反映が必要」によると、「２０１１年以降、韓国銀行の通貨政策は国内外の景気鈍化に中途半端に反応し、実質均衡金利水準をみた時、２０１１年以降かえって高まる様子も現れた」とし「この期間中に中央銀行は金利正常化に旋回したものとみられる」と明らかにした。

報告書はこのような現象に対して「通貨政策の前提になる経済見通しの上方バイアス、すなわち楽観的な経済見通しのため」としながら「国内外の経済状況が２００８年以前に戻るという期待は、景気状況が悪化する渦中でも利下げ先送りの要因として作用した。その結果、通貨政策と経済状況の間に乖離が生じ続けた」と伝えた。


しかし、報告書は「韓銀が利下げに消極的だった以上、政策金利を凍結する可能性もまた大きい」と付け加えた。