国連安全保障理事会が２日（現地時間）、対北朝鮮制裁決議案を通過させるとオバマ米国大統領は公式声明を出して「強力で団結した適切な国際社会の対応」と歓迎した。

オバマ大統領は「国際社会は今日、一斉に北朝鮮に断固たるメッセージを送った」として「北朝鮮は危険な核兵器プログラムを放棄して住民たちのためにより良い道に向かわなければならないということ」と強調した。

日本の安倍晋三首相も論評して「対北朝鮮制裁決議案の通過を高く評価する」と話した。


だが中国とロシアの反応は全く違っていた。劉結一駐国連中国大使は「高高度ミサイル防衛体系であるＴＨＡＡＤの韓半島（朝鮮半島）配備に反対する」と述べ、ヴィタリー・チュルキン駐国連ロシア大使は「６カ国協議ができるだけ早く再開されなければならない」とした。韓半島の核問題を解決するのに物理的制裁よりも対話が強調されている。

韓国政府は近く独自の対北朝鮮制裁に出ると伝えられた。政府当局者は３日「政府は安保理決議の忠実な履行後、私たちの独自制裁措置と国際社会の対北朝鮮圧迫措置の強化を継続推進していくだろう」と明らかにした。

政府が検討中の対北朝鮮単独制裁案には▼北朝鮮寄港の第３国の船舶入港禁止など海運制裁▼５・２４対北朝鮮制裁措置の厳格適用▼対北朝鮮物資搬出統制の強化などが含まれたと分かった。

米国財務省と欧州連合（ＥＵ）も北朝鮮に対する追加制裁の議論に本格的に着手するとみられるとＥＵ外交消息筋などが明らかにした。