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「制裁? 大丈夫です」…北朝鮮トラック150台が鴨緑江渡る

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

29日、北朝鮮新義州と中国丹東をつなぐ鴨緑江の中朝友誼橋を、北朝鮮行きの貨物を積んだ中国のトラックが行き来した。中国のトラックは3、4時間後にほとんど空の状態で戻ってきた。国連の対北制裁案決議が遅れる中、丹東を通じた朝中貿易はこの日、正常に行われた。

「制裁を受けたのは1、2回だけではない。大丈夫です」。

29日午前、鴨緑江(アムノッカン)を渡って中国丹東市郊外の花園物流センターで会った北朝鮮のトラック運転手が話した言葉だ。道の向かい側の高麗村食堂で昼食を食べていた北朝鮮の貿易商10余人の表情は深刻だった。トラックによる貿易はほとんど「民生物資」であるため影響はないと言いながらも、中国の強硬な態度に緊張する雰囲気だ。

記者が宿泊したホテルの前の中朝友宜橋は29日、一日中忙しかった。橋から100メートル離れた丹東税関駐車場はすでに28日、コークス・鋼鉄・パイプ・鉄筋・トラクターなどを積んだ中国のトラック100台ほどで埋まっていた。29日午前9時に税関業務が始まると、川の向こう側から「平安北道(ピョンアンブクド)」と書かれたナンバープレートをつけたトレーラーが午前中ずっと渡ってきた。150台以上と推定された。1943年に建設された当時、複線鉄橋だった中朝友誼橋は単線鉄道と1車線道路に変わり、交差進行が不可能な状態であるため、正午が過ぎてから中国のトラックが渡り始めた。中国のトラックは3、4時間後、ほとんど空のまま戻ってきた。対北朝鮮5・24制裁措置で北朝鮮産物資の韓国内流通が不可能になり、ワラビや農産物など中国で売れる製品だけを運んでいると、現地の住民は説明した。


この日午前に会った丹東の対北朝鮮消息筋は「国連の制裁案の通過が遅れているため、丹東の朝中貿易に大きな変化はない」としながらも「通過すれば1週間以内に中央指針が税関に下され、貨物検査が厳格になるだろう」と予想した。朝中貿易が一瞬にして冷え込む可能性があるという意味だ。しかし「『民生』例外条項のために丹東の中小規模貿易商は大きな打撃を受けないはず」と話した。

今回の制裁案の核心と評価される北朝鮮産石炭および鉱物輸入制限の破壊力は大きくないことが確認された。丹東のある事業家は「世界的な原材料価格の下落で中国内の石炭価格は昨年からハクサイ以下に落ちた」とし「中国内のスモッグが深刻になり、すでに北朝鮮から石炭の輸入はほとんど中断された状態であり、北朝鮮鉱山採堀権を取得するために採掘装備など巨額を投資した中国人はほとんど破産状況」と伝えた。

一方、丹東で営業中の北朝鮮食堂も大きな打撃を受けた状態だった。記者が前日昼に行った北朝鮮柳京食堂は約30テーブルのうち3、4テーブルにだけ客が座っていた。最近の政府の北朝鮮食堂利用自制勧告で韓国人観光客が途絶え、中国人の間ではすでに高い価格と不親切なサービスで人気が落ちていると、現地の同胞は説明した。



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