「私たちはみんな会社員のため韓国に滞在できる時間が2日しかありません。時間を割いて私たちの話をちょっと聞いてください」。
米ジョージタウン大学経済学科出身の4人の同期生は2011年、韓国の仁川(インチョン)空港に降り立つと忠清南道洪城郡(チュンチョンナムド・ホンソングン)ののり製造工場に車を走らせた。深夜0時ごろに到着した4人は業者代表に「米国が韓国産のりのために大騒ぎだ。お昼の弁当に韓国産のりを持ってくるのが流行だ」としてのりの原料を供給してほしいと頼み込んだ。
米国から韓国ののり生産業者10カ所余りに連絡したが、青年事業家の話を聞いてみようと訪問を認めたところはこの業者だけだった。
結局のり供給契約を獲得した4人は米国人の口に合うようアーモンドのような堅果類を添えた菓子形態ののり商品を発売した。
この商品は2014年に米国でコーヒー専門店のスターバックスに供給され、今後マレーシアや香港などアジア市場にも進出する予定だ。今年の予想売り上げは1000万ドルで、年間2~3倍の成長を期待している。
共同設立者のイ・シンヒョンさん(44)は「黒い紙(ブラックペーパー)として嫌悪食品とされたのりが健康食品ブームに乗り自然に米国の食卓に上がり始めた」と話す。
韓国産のりが米国と中国など世界市場で人気を呼び輸出のドル箱商品となっている。
海洋水産部が22日に明らかにしたところによると、のり輸出額は2010年に1億ドルを突破してから5年の昨年には3倍に増え3億500万ドルを記録した。
海洋水産部によると過去には韓国ののり生産業者が日本語で「のり」という商標を付けて海外市場に売った慣行があったが、最近では「キム」(GIM)と韓国語の商標を付ける業者も多く出てきている。
海洋水産部のオ・ウンヨル漁村養殖政策官は「堅果類と混ぜて間食やおつまみとして食べられる韓国産ののり製品が人気を呼んでいる。今年ののり輸出額は昨年より15~20%増加すると期待する」と話した。
韓国のりは400年余り前の朝鮮時代に金(キム)氏一族が全羅南道光陽(チョンラナムド・クァンヤン)で大規模養殖事業を展開し王にまで献上したという記録がある。その名前がそのまま伝わってきた。以前は海衣(ヘウィ)、海苔(ヘテ)という名前で呼ばれた。のりは過去にも韓日中3カ国が主に養殖された。
のり主要生産国の韓日中のうち最近世界市場で韓国産のりだけが頭角を現わす理由は何か。
韓国ののり業界では▽地球温暖化▽海洋汚染▽多様なのり類生産方式などを挙げた。のりは主に冬季に養殖されるが最近の地球温暖化で南海の養殖場が徐々に日本より緯度が高い忠清道まで上がっている。その上中国は海洋汚染、日本は福島原発事故で価値が落ちている。
日本はこれまでおにぎりに使われる厚いのりを主に養殖してきたが、韓国はのり巻き用、料理用とスナック加工用など多様な用途ののりを養殖する。
韓国のり産業連合会のヤン・グムチョル本部長は、「韓国産のりはおいしい上に厚いのりから薄いのりまで多様な食感を楽しめ、世界のどの市場にも輸出が可能だ」と話した。
海洋水産部はのり輸出3億ドル達成を記念し今年ののりの日行事を大規模に準備した。韓国政府はのりで作ったポクサム(包み料理)を食べて福を祈った伝統風習を継続する意味で2011年から小正月をのりの日に定め行事を行ってきた。
小正月翌日の23日にソウルの大韓商工会議所で開かれる第5回のりの日行事では産業有功者表彰式とのりポクサム作り、のり料理コンテストなどが用意された。ソウル・明洞(ミョンドン)では外国人観光客にのりを配布する行事も開かれる。
米ジョージタウン大学経済学科出身の4人の同期生は2011年、韓国の仁川(インチョン)空港に降り立つと忠清南道洪城郡(チュンチョンナムド・ホンソングン)ののり製造工場に車を走らせた。深夜0時ごろに到着した4人は業者代表に「米国が韓国産のりのために大騒ぎだ。お昼の弁当に韓国産のりを持ってくるのが流行だ」としてのりの原料を供給してほしいと頼み込んだ。
米国から韓国ののり生産業者10カ所余りに連絡したが、青年事業家の話を聞いてみようと訪問を認めたところはこの業者だけだった。
結局のり供給契約を獲得した4人は米国人の口に合うようアーモンドのような堅果類を添えた菓子形態ののり商品を発売した。
この商品は2014年に米国でコーヒー専門店のスターバックスに供給され、今後マレーシアや香港などアジア市場にも進出する予定だ。今年の予想売り上げは1000万ドルで、年間2~3倍の成長を期待している。
共同設立者のイ・シンヒョンさん(44)は「黒い紙(ブラックペーパー)として嫌悪食品とされたのりが健康食品ブームに乗り自然に米国の食卓に上がり始めた」と話す。
韓国産のりが米国と中国など世界市場で人気を呼び輸出のドル箱商品となっている。
海洋水産部が22日に明らかにしたところによると、のり輸出額は2010年に1億ドルを突破してから5年の昨年には3倍に増え3億500万ドルを記録した。
海洋水産部によると過去には韓国ののり生産業者が日本語で「のり」という商標を付けて海外市場に売った慣行があったが、最近では「キム」(GIM)と韓国語の商標を付ける業者も多く出てきている。
海洋水産部のオ・ウンヨル漁村養殖政策官は「堅果類と混ぜて間食やおつまみとして食べられる韓国産ののり製品が人気を呼んでいる。今年ののり輸出額は昨年より15~20%増加すると期待する」と話した。
韓国のりは400年余り前の朝鮮時代に金(キム)氏一族が全羅南道光陽(チョンラナムド・クァンヤン)で大規模養殖事業を展開し王にまで献上したという記録がある。その名前がそのまま伝わってきた。以前は海衣(ヘウィ)、海苔(ヘテ)という名前で呼ばれた。のりは過去にも韓日中3カ国が主に養殖された。
のり主要生産国の韓日中のうち最近世界市場で韓国産のりだけが頭角を現わす理由は何か。
韓国ののり業界では▽地球温暖化▽海洋汚染▽多様なのり類生産方式などを挙げた。のりは主に冬季に養殖されるが最近の地球温暖化で南海の養殖場が徐々に日本より緯度が高い忠清道まで上がっている。その上中国は海洋汚染、日本は福島原発事故で価値が落ちている。
日本はこれまでおにぎりに使われる厚いのりを主に養殖してきたが、韓国はのり巻き用、料理用とスナック加工用など多様な用途ののりを養殖する。
韓国のり産業連合会のヤン・グムチョル本部長は、「韓国産のりはおいしい上に厚いのりから薄いのりまで多様な食感を楽しめ、世界のどの市場にも輸出が可能だ」と話した。
海洋水産部はのり輸出3億ドル達成を記念し今年ののりの日行事を大規模に準備した。韓国政府はのりで作ったポクサム(包み料理)を食べて福を祈った伝統風習を継続する意味で2011年から小正月をのりの日に定め行事を行ってきた。
小正月翌日の23日にソウルの大韓商工会議所で開かれる第5回のりの日行事では産業有功者表彰式とのりポクサム作り、のり料理コンテストなどが用意された。ソウル・明洞(ミョンドン)では外国人観光客にのりを配布する行事も開かれる。
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