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【時論】東南アジア・中華圏に「雪遊び韓流」広げよう(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
韓国はここ数日間、厳しい冬の天候を経験したという。筆者がいるシンガポールの人々は一生を熱くて湿っぽい天候の中で暮らしている。

昨年12月、筆者はシンガポール南洋理工大学の学生たちと共に韓国を訪れた。訪問中に私たちの学生たちは2018年平昌(ピョンチャン)冬季オリンピック組織委員会および泰陵(テルン)選手村に行き、生まれて初めてスキーも滑ってみた。

雪というものは見たこともなく、厚手の冬用パーカーもなじみが薄い東南アジアの学生たちにとって、スキー体験は想像さえできないほど新しい挑戦だっただろう。とにかく筆者は厳しい冬の風と全身をすぼめさせる寒さの中で、私たち東南アジアの学生たちが無事で安全にスキー体験を終えることを切に望んだ。だが私の心配は単なる杞憂だった。生まれて初めて見て感じる雪、大変な規模の最新式スキースロープ、清潔で高級な宿泊および附帯施設に私たちの学生たちは目も体もぜいたくをさせてもらった。スキーリゾートでは中国や東南アジアの観光客もよく見かけた。


筆者はふと東南アジア人と中華圏の中国南部地域の人たちに「冬のスポーツ」が与える意味について考えてみた。熱くて湿っぽい地域で一生を暮らしてきた人々には「冬のスポーツ」「雪遊び文化」が興味深いのではないか。だが筆者は韓流という無視することのできない大きな文化的な流れを多少見逃しているようだ。今回、韓国で冬の「雪遊び文化」を体験した学生たちは、自身のソーシャルネットワークサービス(SNS)に写真・動画を通じて楽しかった初めての「韓国の冬体験」をそのまま表現している。周辺の人々からうらやましいとの声をもらい、これを楽しむかのように自慢している姿がひたすら幸せそうだ。すでに来年の「韓国の冬訪問」を問い合わせてくる学生もたくさんいる。

私たちの学生たちの経験は1つの話だが、示唆するところが大きい。

東南アジアや中華圏の人々は、韓国人のライフスタイルに憧れ、経験してみたい強い欲求がある。機会さえ与えられるならば、いつでも経験したい積極的な態度を見せる。今まで韓国製品やメディア コンテンツ、観光商品などのためのマーケティングや広報は着実に成り立っている。これからは彼らに自信を持って韓国の冬「雪遊び文化」を享受するよう広報して機会を与えるだろう。環境はしっかりと敷かれている。韓国は冬季オリンピックの開催地ではないか。高い費用と遠い距離の日本の北部地方よりも、また立ち後れて施設もまた不足気味の東ロシアや中国よりも、はるかに魅力的だ。気軽で良好な施設と合理的な費用でスキー観光を含めた韓国の「冬の雪遊び文化」を体験できる物理的インフラは強みだ。ソウル近郊と江原道(カンウォンド)だけで10カ所以上のスキーリゾートがある。しかもまもなく江原道までつながる高速鉄道が開通する予定だ。ここ数年前から韓国観光公社と京畿道(キョンギド)・江原道(カンウォンド)の地方自治体は中華圏のスキー観光客誘致に力を使っているという。さらにシンガポールやマレーシアなどの東南アジア諸国の観光博覧会でも着実に韓国の冬観光商品を紹介する努力をして来たのではないか。



【時論】東南アジア・中華圏に「雪遊び韓流」広げよう(2)

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