チョ・ソンジン(写真中)のショパンコンクールの実況アルバムは8万枚超売れた。
記者会見が開かれた午後3時、ソウル芸術の殿堂のオペラ劇場カンファレンスホールは取材競争で熱気に満ちていた。ショパン協会のアルトゥール・シュクレネル会長とドイツ・グラモフォン(DG)のウテ・ペスケ副社長がチョ・ソンジンと同席した。
チョ・ソンジンは「1年ぶりに韓国に戻ってきた。胸が高鳴り、喜んでいる。応援して下さって感謝したい。今後も一生懸命にする姿を見守って下さったらと思う」と初めての所感を明らかにした。
「緊張とストレスを与えるコンクールが好きではない」というチョ・ソンジンは、ショパンコンクールに参加した理由について「欧州や米国で活動するコンサートピアニストが目標だったからだ。コンクールはチャンスを提供してくれる」と話した。
「ショパンコンクールの前に多くのコンクールに出たが、いつも緊張していた」というチョ・ソンジンは「今回もストレスを多く受けた時間だった。結局はハッピーエンドだったし幸せだ。審査委員や聴衆の皆さん、家族と友人に感謝する」と気持ちを伝えた。
これについてシュクレネル・ショパン協会長は「チョ・ソンジンはショパンのピアノソナタ2番で新しい解釈の世界を披露した。24のプレリュードをひとつで通す能力が卓越していた。彼のすべての演奏を聴いたが、そんな演奏をしながら震えて緊張したと言う彼は本当に謙虚な演奏者」と話した。
ショパンコンクールの実況がYouTube(ユーチューブ)で中継されたが、ほかの参加者の演奏はわざわざ聴かなかったというチョ・ソンジンは「優勝を予想することができなかったが、最善を尽くしたし結果が良く出た」と語った。
ショパンコンクール優勝の韓国人ピアニスト帰国・・・実況アルバム8万枚超売れた(2)
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