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ソウルでコンビニ急成長の勢い…なぜ?(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

顧客が休息できる空間をつくったセブンイレブンソウル中国大使館店

◆スーパー・飲食店・カフェ・事務所になる空間

#27日午後10時。コンビニの出入り口前に配達車両が姿を見せた。各種の炭酸飲料や乳製品、菓子、弁当などが入ったボックス12個が入ってくるとすぐにコンビニの中は新しい商品で埋まった。

ここには計約500種3000個余りの商品が陳列される。特に食料品から生活用品まで大容量ではない適当なサイズで包装されており、単身世帯を引き込むのに適合する。


ワンルームで1人暮らしをしている会社員パク・テギョンさん〔30、長安洞(チャンアンドン)〕は「コンビニ・アダルト」と呼ぶに値する。朝から夜までコンビニを利用しているからだ。午前6時50分に出勤途中でコンビニに立ち寄り水1本とたばこ1箱を買う。昼にはガム・チョコレートのようなおやつと飲み物を買う。

午後8時頃に家に戻る頃には天ぷらのような即席食品と半調理食品をビールと一緒に買う。キムさんは「料理をしてもコンビニの材料は1人分に合うよう包装されていて良い」と話した。

最近コンビニが急成長したのはパクさんのようなシングル族の増加傾向が絡み合っているという分析が出てくる。全世帯のうち単身世帯の割合は2000年15.5%から昨年は27.1%へと垂直上昇した。全国のコンビニ数もやはり2010年の1万6937店から2014年は2万6020店に急増した。

チョン・サンイン教授は「近いところにマートほどに多様な物を備えたコンビニは例えば単身世帯の『冷蔵庫』の役割をする」と説明した。

#28日午後2~6時。4人用のテーブル5つを埋めて弁当を食べていた人波が退散すると、厚い教科書を手にした女子大生が登場して本にラインを引きながら1時間勉強して席をはずした。

その後、高校生たちが入ってきてくん製卵とソーセージを食べておしゃべりをしていた。24時間営業のコンビニに勤めている間に、物を買う代わりに宅配発送や公共料金の納付、現金引き出しなどのサービスを利用した客は数十人に達した。

◆高齢化の日本では相談窓口も運営

コンビニは単純にモノの購入をこえて多様な領域にサービスを拡張している。ユーザーが商品だけでなく、そこに付随した空間を買う概念で利用する。弁当を買って食べる人にとっては食堂、ラーメンを買って食べる人にはファストフード店、宅配を送る人にとっては事務所になる。

ノ・ミョンウ亜洲(アジュ)大学社会学科教授は「安い費用でユーザーが自分の望む目的によって空間の用途を構築できる」と説明した。

コンビニ文化が先行した日本は、提供サービスが一層多彩だ。日本フランチャイズチェーン協会(JFA)によれば2014年末で日本のコンビニの数は5万3544店だ。コンビニ1店あたりで2368人が利用する。同年の韓国のコンビニ1店舗あたりの人口数(1973人)よりも多い。サービスも細心だ。高齢層の単身世帯のためのサービスが引き立って見える。

日本のファミリーマートは地方自治体と連係して高齢者のための弁当配達サービスを施行中で、ローソンは店舗内に高齢者相談窓口を設置して運営中だ。

国内のコンビニも新しいサービス開発を推進中だ。セブンイレブンは日本と同じ弁当配達サービスを検討している。GS25は「1プラス1」商品を購入すれば残る商品を保管しておく「私だけの冷蔵庫」サービスをテスト実施している。



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