イラスト=キム・フェリョン
生々しく現場中継された辺境地域の北朝鮮民衆のこの冬の生活は涙ぐましい。崩壊した配給網の中で食糧と生活必需品を求めるのは戦争を彷彿とさせるという話だ。労働者の平均月給は北朝鮮の通貨で3000ウォン。ところが米1キログラムはチャンマダンと呼ばれる市場で7000~8000ウォンで取り引きされる。「月給ではとても生活できない」というのがこの住民の話だ。昨年10月の朝鮮労働党創建70周年の時に金正恩(キム・ジョンウン)第1書記が全住民に月給の100%に相当する祝賀金を与えたが反応が盛り上がらなかった理由だ。
【コラム】平壌共和国と「ヘル朝鮮」(2)
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