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現代自動車会長「ジェネシスの安着が変化の基盤」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

鄭夢九(チョン・モング)現代(ヒョンデ)自動車グループ会長(77)

「ジェネシスブランドの安着と親環境車の成功的発売」。鄭夢九(チョン・モング)現代(ヒョンデ)自動車グループ会長(77)が構想した新年の計画だ。

鄭会長は15日、ソウル・良才洞(ヤンジェドン)のグループ本社で現代・起亜自動車主要地域別海外法人長から各地域別市場見通し報告を受けた後、彼らと来年度販売戦略などを点検した。前日に長男の鄭義宣(チョン・ウィソン)副会長が会議を主宰したのに続き鄭会長まで海外法人長督励に乗り出したのだ。

鄭会長はこの日、「さまざまな景気先行指標を見ると来年も自動車市場の見通しは明るくない。しかし来年はジェネシスブランドの安着と親環境専用車の成功的発売などを通じ根本的な変化の基盤を固めなければならない」と強調した。


現代自動車グループは来年の市場状況は手強いとみている。ひとまず現代自動車グループは今年の目標だった「820万台販売達成」が事実上難しくなった。ここに来年は米国と欧州の需要減少が予想される。

今年5.7%成長し販売規模が1747万台に達した米国市場は来年はせいぜい1.6%の成長にとどまるだろうという予想だ。差し迫った米国の金利引き上げが自動車ローン市場に衝撃波を与えると予想されるためだ。ここに今年6.5%の成長を記録した欧州もやはり来年の市場規模はその半分に満たない3.1%の成長にとどまるだろうという懸念だ。これに対しグローバル競争はさらに激しくなっている。価格競争力を武器に中国の自動車メーカーが順調に浮上しているところに、メルセデスベンツとBMWなど高級車メーカーもやはり現代・起亜自動車を圧迫している。

2016年には既存の自動車業界の強者だけでなくグーグルやアップルのようなIT企業との競争も本格化する見通しだ。サムスン電子もスマートカー市場進出への意志を明らかにした。内需も容易ではない。

韓国輸入自動車協会(KAIDA)は最近来年の輸入車市場規模を今年の23万5000台より8.5%成長した25万5000台と予想した。だが、鄭会長は市場状況を悲観的にみているだけではない。

鄭会長は「今年はグローバル低成長基調と中国市場の成長鈍化、新興国需要急減のような厳しい状況だった。だがグローバル高級ブランドであるジェネシスをスタートさせ中国工場起工など新たな質的跳躍の契機も作った」と激励した。



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