朴大統領は7日午後、青瓦台でセヌリ党の金武星代表(真ん中)、元裕哲院内代表らに会った。朴大統領は「臨時国会で処理を約束した労働改革5法は我々の息子、娘に職場を作り、また親の世代には安定した定年を保障するための法」と述べ、年内処理の正当性を強調した。(写真=青瓦台写真記者団)
7日午後2時30分、青瓦台(チョンワデ、大統領室)。金武星(キム・ムソン)セヌリ党代表ら党指導部と会った朴槿恵(パク・クネ)大統領がこのように述べた。50分間の対話で、時には叱責するように、時には嘆くように、労働改革法案と経済活性化法案の処理の正当性を強調した。朴大統領と指導部の日程は予定になかったが、朴大統領の指示で行われた。連絡は5日の晩にあった。朴大統領がフランス・チェコ訪問から帰国した日だ。
朴大統領は法案処理を強調しながら「苦しんでいるのにずっと『何かを食べろ』と言っても病気は治らない。体質を変えなければいけない」と述べた。朴大統領は選挙の話でも政界に圧力を加えた。「選挙、公認すべて重要だが、結局、政界、国会が存在する理由もまずは国民の生活のためではないのか。国民経済が我々が存在する理由ではないのか…」。
先月10日の国務会議で法案の処理を強調しながら「国民のために誠意ある人たちだけが選択されるようにしてほしい」と述べた朴大統領が帰国後、労働改革法案処理に拍車を加え、政界ではまた緊張感が高まっている。今年6月25日に「背信の政治を審判してほしい」と述べた後、公開的な席で警告をしたのは今回が4回目だ。
与党の関係者は「朴大統領が労働改革法案処理のために対世論戦に動き出した」とし「朴大統領の声が民心を動かせば、選挙を控えて入れ替えが激しくなることもある」と話した。青瓦台の関係者は朴大統領が労働改革にこだわる理由について、「結局は青年雇用創出のため」とし「誤った労働市場の慣行は必ず変えなければいけないというのが大統領の信念」と述べた。この関係者は「来年になれば定年60歳時代だが、企業の負担は増え、そうなれば青年雇用の崖現象は明らかだ。それを防ぐことほど切迫したことはない」とも話した。ある参謀は「労働改革を通じた経済体質改革が朴槿恵政権が前面に出せるレガシー(遺産)の核心」と強調した。
「青年雇用に切迫感」…執権3年目過ぎれば改革白紙も=韓国(2)
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