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【時視各角】2017年まで皆生き残っていよう=韓国(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
先週、久しぶりに友人10人と昼食を取りながらナプキンでアンケート調査をした。「韓国の最も根本的な問題は何か」が主題だった。李完九(イ・ワング)首相承認? 30%に落ちた大統領支持率? どれも違う。経済民主化や増税? それでもない。10人中6人は「家計ローン」を挙げた。2017年ごろに押し寄せる途方もない“津波”に皆の表情が固まった。それも私たちが統制することはできない米国のために…。米経済が過度に強すぎるということだ。

現在、韓国の家計ローンは1060兆ウォン(約113兆5300億円)。それでも基準金利が2%だから持ちこたえていて、延滞率も0.49%と史上最低値だ。だが、視線を転じて米国を見ると、全く違う世界が広がっている。米失業率は8年ぶりの最低値である5.6%で、完全雇用に近い。昨年成長率も2.4%だった。ゼロ金利や量的緩和、シェールガス革命などが複合的に作用したおかげだ。もちろん米国インフレは2%を下回る。だが、米通貨当局は国際原油価格の急落とドル高の錯覚現象とみている。

米国が特に神経を尖らせているのは、市中に放出した4兆ドルの流動性による資産バブルの可能性だ。米連準が金利を一気に引き上げた1994年、1999年、2004年の場合、それ以前の1年間S&P500指数上昇率がそれぞれ11%、21%、18%だった。そのようなS&P500指数が2013年には30.5%、2014年~現在まで14.5%に上昇した。昨年の話題が「テーパリング」だとしたら、今年は断然「利上げ」だ。米連準は利上げに「耐える(patient)」という表現削除の秒読み態勢に入った。米国は早ければ6月、遅くとも9月には利上げに突入するという見方が大勢だ。


現在、米基準金利は0~0.25%。カギはどれくらいの速さで、どれくらいの幅で引き上げるかだ。先日公開された米連準委員17人中15人に対するアンケート調査は凄まじい黙示録だ。彼らは今年末の政策金利を平均1.125%、そして2016年と2017年末の中間値をそれぞれ2.5%、3.625%と展望した。今後2年間余りで何と3.5%ポイントも引き上げるという意味だ。振り返れば、米国は1994~95年に基準金利を3%ポイント、そして2004~2006年には4%ポイントも引き上げた過去がある。その結果がアジア通貨危機とサブプライム事態だった。

果たして韓国はこの津波を無事に乗り切ることができるだろうか。もちろん外貨準備高3622億ドル、昨年894億ドルの経常黒字は強固な防御膜だ。だが、米利上げは外国人資金流出を防ごうと他の国々まで巻き込んで金利戦争を触発させたのが過去の経験則だ。韓国銀行も2017年までに2%ポイント以上の利上げが避けられないかもしれない。



【時視各角】2017年まで皆生き残솂ていよう=韓国(2)

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