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レクサス・ベンツに劣らない現代EQ900…「来年の高級車市場のダークホース」(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

17日(現地時間)、米モハベ砂漠にある現代車カリフォルニア走行試験場を走る、カバーで覆われたジェネシスEQ900。現代車は今年、EQ900試験車20台を16万キロ以上ずつ走行させ、性能を高めた。(写真=現代車)

17日午後(現地時間)、米カリフォルニア州モハベ砂漠にある現代自動車グループのカリフォルニア走行試験場(以下、CPG)。汝矣島(ヨイド)の面積の6倍(1770万平方メートル、約536万坪)のCPGはグローバル企業との競争のために2009年に完工した。CPGにカバーをかぶせた現代車のジェネシスEQ900が3台(330ターボ、380、500)、トヨタLS460、メルセデスベンツS550の計5台が入った。来月初めに韓国国内に登場するジェネシスEQ900とライバル車の性能比較のためだ。

比較試乗は安全の問題のため運転は専門ドライバーがし、記者は後部座席に座った。カバーで覆われた車のドアを開けて後ろの席に座ると、包み込まれるように乗り心地がよかった。CPG内の1.2キロの直線路から比較試乗が始まった。長さ1.2キロの乗車感・騒音試験路には18種類の路面状態がある。コンクリートの道から突然、砂利道に変わるなどだ。それぞれ異なる路面を走っても乗車者が感じる不便を最小化し、騒音レベルを一定に維持するためだ。

砂利道の区間に入ったが、EQ900では車の振動や騒音がほとんど感じられなかった。車のあちこちを遮音材などで補強し、車の下部を覆うアンダーカバーを拡大して小さな音まで遮断したからだ。


高速操縦安全性試験路でもEQ900は安定した性能を誇った。時速100キロ以上の速度で「S字」型のコーナー区間を減速なく繰り返し通過した。絶えず急カーブが続く中でもそれほど体は揺れなかった。従来の第2世代ジェネシスに搭載された電子制御サスペンションの機能を高め、操縦安定性強化のために開発したHVCS(現代可変制御サスペンション)を初めて適用した。

10.3キロの高速走回路に入ると、EQ900の加速性能が光った。時速200キロまで加速して走っても車両の内部は特に騒音や振動は感じられなかった。ただ、150キロを超えると、風切り音がやや聞こえた。現代車側は「風切り音ではなく車両の前後方にかぶせたカバーに風が当たって生じる音」とし「このカバーを外せば出ない騒音」と説明した。風切り音を含めてもライバル車と大きな差はなかった。

高速走回路を通過してLAフリーウェイに入った。米国の実際の道路に近づけた距離2キロの道路だ。車を運転する米国人ドライバーは「でこぼこが多い米国内の道路にできる限り適応させたようだ」とし「今日初めてEQ900を乗ったが、期待できる車」と所感を伝えた。



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