復旦大学国際問題研究院の沈丁立(シェン・ティンリー)副院長
中米安保と軍縮の専門家、復旦大学国際問題研究院の沈丁立(シェン・ティンリー)副院長は13日、朴槿恵(パク・クネ)大統領が「韓半島(朝鮮半島)の平和と統一の道を開くのに役立つなら、いかなる形式の南北対話も可能」と述べたことについて良い兆候だと述べた。沈氏は東アジア研究院(EAI)が主催した「韓半島平和統一のための国際協力」フォーラムに出席するために訪韓した。
沈氏は「習主席と馬総統が約70年ぶりに行う首脳会談は、条件を付けず、政治色に関係なく、ただ会った」とし「手を握り、一緒に食事と酒を交わし、接触すること自体で意味ある」と述べた。台湾が米国産戦闘機を輸入したことに対して中国は反発したが、両首脳はこれを表情に出さずに会って結束を固めたと話した。
沈氏は「北朝鮮で韓国ドラマを見られないように、中国でも台湾の番組が放送されず、福建省の一部だけに電波が届く」とし「こうした環境でも両岸は留学生など人的交流と経済協力を増やしてきた」と強調した。両岸は毎年800万人の観光客が行き来する。昨年の貿易規模は1700億ドルにのぼる。
「一つの中国」の原則の下で交流を続けてきたのが協力に結びついた。沈氏は「中国は36年間(台湾の米国戦闘機輸入)問題が解決されるのを待ち、今でも待っている」とし「両岸関係が平和になれば米国は30-50年後には台湾に戦闘機を売らなくなる」と述べた。
沈氏は両岸の和解過程を南北ににも適用してみるべきだと提言した。沈氏は「首脳会談がすべての問題を解決するわけではないが、首脳会談さえなければそれはもっと大きな問題。外部勢力(米国)があれこれと言っても、台湾が中国を、中国が台湾を歓迎すれば『一つの中国』になるのではないのか」とし「中国と米国は韓半島統一の重要な要素だが、統一は南北がすることだ」と強調した。
沈氏は「韓国政府は金正恩(キム・ジョンウン)第1書記が重視する3つを常に念頭に置くべき」とし「金第1書記の頭の中は核兵器、経済発展、国際関係改善の3つでいっぱいだが、経済と国際関係で成果がないため、核兵器を保有していても不安を感じる」と話した。沈氏は南北関係改善のために南北姉妹都市、姉妹学校を提案した。沈氏は「姉妹も争う時があるが同じ家族」とし「南北姉妹都市間の人が行き来すれば、お互い誤解が解ける余地が生じる」と述べた。沈氏は「中国と北朝鮮の関係は最近良くなく、北朝鮮への石油供給を中断したことも何度かある」とし「それでも中国は北朝鮮留学生を受け入れて交流する」と話した。
また米中の南シナ海葛藤に関しては「韓国は米国側に立って中国を失望させる愚を犯してはいけない。韓国の知恵が必要だ」と述べた。
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