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中国に続いて日本も参入した旅客機市場…ボーイング・エアバスの牙城に挑戦(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
世界旅客機市場で中国に続いて日本が米国と欧州の牙城に挑戦状を出した。三菱航空機の小型ジェット旅客機「三菱リージョナルジェット(MRJ)」が11日に初めて試験フライトに成功した。

2日に中国商用飛機(COMAC)が中大型旅客機「C919」を公開し、「A(エアバス)・B(ボーイング)・C(中国商用飛機)時代」の開幕を知らせてからわずか1週間ぶりだ。中国と日本がジェット旅客機市場で迅速な動きを見せる中、韓国は第一歩も踏み出せずにいる。

◆日本、半世紀ぶり試験フライト成功


MRJはこの日午前、名古屋空港を離陸し、約1時間半ほど太平洋上空を飛行した後、着陸した。日本産旅客機が試験フライトに成功したのは1962年のプロペラ旅客機「YS-11」以来半世紀ぶり。日本は第2次世界大戦当時、年間2万5000機の軍用機を生産したが、敗戦後は連合軍総司令部が航空機関連事業を7年間全面禁止し、急速に衰退の道をたどった。その後、YS-11の開発で復活を予告したが、価格競争などで壁にぶつかり、1973年に旅客機生産を中断した。太平洋戦争当時に日本軍の主力戦闘機「ゼロ戦」を生産した三菱重工業は、76年ぶりに子会社を通じて開発したMRJで世界小型旅客機市場の覇権を狙うことになった。

2008年に開発に入ったMRJは近距離運航に適した100席未満の小型機で、航続距離は最大3380キロメートル。米国のボーイングと欧州のエアバスが2強構図を形成している中大型機より小さい機種だ。最大のライバルにはブラジルのエンブラエルとカナダのボンバルディアが挙げられる。三菱航空機は今後20年間に5000機規模と予想される小型機市場で半分程度のシェア確保を目標にしている。すでに全日本航空(ANA)など日本航空会社と米国スカイウエストなど航空6社から400機ほど受注した。2017年4-6月期には最初の旅客機がANAホールディングスに引き渡される予定だ。

日本経済新聞は「初飛行後に購入を計画する航空会社もあり、受注拡大にも弾みがつきそうだ」と伝えた。日本政府もMRJ事業を積極的に支援している。政府出資銀行の日本政策投資銀行は9月、MRJ事業化のために三菱航空機と部品会社に1000億円以上を投資することにした。



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