#この頃ソウル鍾岩洞(チョンアムドン)に住む高校2年キム君(17)の最も大きな関心事は筋肉の増強だ。アイドルグループ「EXO」のメンバー、シウミンのように筋肉が十分についた体がほしくて、インターネットサイトで「筋肉増強剤」を注文し、すでに1年間服用してきた。キム君は「あまりにもやせた体形なので筋肉があまりつかないのが悩みだったが、筋肉増強剤があるとことを知ってすぐに購入し服用している」として「一緒に運動する友人3人も同じ薬を飲んでいて、購入法を尋ねる友人も少なくない」と話した。しかしキム君が服用中の筋肉増強剤は、水泳選手パク・テファン氏が18カ月の選手資格停止処分となった「アナボリックステロイド剤(『テストステロン』成分含有)」の一種だ。
#京畿道始興(キョンギド・シフン)に住む中学3年のハンさん(15)は最近、拒食症のため病院を訪れた。ダイエット漢方薬と下剤を飲み、ミニトマトで食事を間に合わせながら苦労して10キロもやせたが結局トラブルになったのだった。ハンさんは「食べればすぐにリバウンドするかと思って不安でよく眠れない」として「食べ物さえ食べれば吐き、暴食して吐くことを繰り返している」と打ち明けた。
中高生など青少年の容貌至上主義が度を越している。特に違法薬品の服用や過度なダイエットによって健康までも深刻に害しているという指摘が出ている。
男子学生の場合、オンラインの「ナイスバディ」カフェや中古取引サイトを通じてステロイド薬物を取り引きするのが代表的だ。ステロイドは男性ホルモンに影響を与えて不妊や勃起不全、前立腺肥大、女整形乳房など副作用を生む恐れがある。国内でステロイド成分が入ったたんぱく質の補充剤は製造・流通がすべて違法だ。だが青少年は筋肉増強補助剤ぐらいだけだと感じている。キム君は「副作用は聞いてみることができなかったし、購買は韓国だけで違法であってみんな大丈夫だというので問題はないと思った」と話した。
長身にくびれた腰、細くて長い足などが美人の基準に置き換えられながら、女子学生は事実上ダイエットを強要されている。2014年に教育部と保健福祉部が実施した青少年健康形態オンライン調査の結果、女子中高生の45.1%はダイエットをしたことがあると答え、下剤や利尿剤などを利用したケースも18.8%だった。京畿道クムオ中の保健教師パク・ユソン氏は「先日ある女子生徒が激しい腹痛で倒れた時、腰が引き締まった制服を脱がせることができずそのまま救急車に乗せて送ったことがある」として「正常体重の子供たちが毎日保健室で体重を測ってダイエットをし、深刻な暴食症・拒食症のような摂食障害に苦しめられたりもする」と話した。
韓国の青少年、「容貌至上主義」が深刻(2)
#京畿道始興(キョンギド・シフン)に住む中学3年のハンさん(15)は最近、拒食症のため病院を訪れた。ダイエット漢方薬と下剤を飲み、ミニトマトで食事を間に合わせながら苦労して10キロもやせたが結局トラブルになったのだった。ハンさんは「食べればすぐにリバウンドするかと思って不安でよく眠れない」として「食べ物さえ食べれば吐き、暴食して吐くことを繰り返している」と打ち明けた。
中高生など青少年の容貌至上主義が度を越している。特に違法薬品の服用や過度なダイエットによって健康までも深刻に害しているという指摘が出ている。
男子学生の場合、オンラインの「ナイスバディ」カフェや中古取引サイトを通じてステロイド薬物を取り引きするのが代表的だ。ステロイドは男性ホルモンに影響を与えて不妊や勃起不全、前立腺肥大、女整形乳房など副作用を生む恐れがある。国内でステロイド成分が入ったたんぱく質の補充剤は製造・流通がすべて違法だ。だが青少年は筋肉増強補助剤ぐらいだけだと感じている。キム君は「副作用は聞いてみることができなかったし、購買は韓国だけで違法であってみんな大丈夫だというので問題はないと思った」と話した。
長身にくびれた腰、細くて長い足などが美人の基準に置き換えられながら、女子学生は事実上ダイエットを強要されている。2014年に教育部と保健福祉部が実施した青少年健康形態オンライン調査の結果、女子中高生の45.1%はダイエットをしたことがあると答え、下剤や利尿剤などを利用したケースも18.8%だった。京畿道クムオ中の保健教師パク・ユソン氏は「先日ある女子生徒が激しい腹痛で倒れた時、腰が引き締まった制服を脱がせることができずそのまま救急車に乗せて送ったことがある」として「正常体重の子供たちが毎日保健室で体重を測ってダイエットをし、深刻な暴食症・拒食症のような摂食障害に苦しめられたりもする」と話した。
韓国の青少年、「容貌至上主義」が深刻(2)
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