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スマートカー、ロボット、モノのバッテリー…サムスンが選ぶ3つの新技術

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
本格的な「李在鎔(イ・ジェヨン)体制」を迎えたサムスンの電子系列会社が、スマートカーと人工知能ロボット、モノのバッテリー(BoT)を次世代核心収益源に圧縮し、全社的な力を投じることにした。事業再編と社屋移転、人材再配置のような苛酷なリストラに続く変化だ。

サムスン電子はスマートカーと人工知能ロボット時代に備え「頭脳素子」を担当する会社に素早く変身している。業界の推定ではスマートカー市場は2017年に2740億ドルに達する見通しだ。今年12月のソウル・牛眠洞(ウミョンドン)研究開発(R&D)センター入居を契機に、ソウル・瑞草洞(ソチョドン)の人材を水原(スウォン)のような「現場」に送るなど、人材再配置と社屋移転が終わればサムスン電子の半導体事業は人工知能(AI)ロボットに必要な「人間の頭脳」に相当するすべてのものを作る会社に変わることになる。演算を担当するアプリケーションプロセッサ(AP)と記憶の責任を負うメモリー半導体のDRAMとNANDフラッシュを前面に出した頭脳会社になるという意味だ。

これに向けた代表的な実験が「マングースプロジェクト」だ。マングースはコブラのような毒蛇を狩って食べる動物だ。サムスン電子はこれまで「プロセッサ」の核心部品である「コア」を海外の企業に依存してきた。これまでこの設計技術を持つ会社は世界半導体トップのインテルとスマートフォン市場で激しく接戦中のアップル、半導体メーカーのクアルコムなど少数の会社にすぎない。独自に設計した「コア」を開発しコブラを狩って食べるマングースのようになろうという意味で進めたこのプロジェクトは少しずつ光に向かって走って行っている。独自開発したエクシノスプロセッサに初めて設計したコアが使われ12月から量産されるとの見通しが出てきているためだ。マングースプロジェクトの成果であるエクシノスの新製品は来年サムスン電子が発売する「ギャラクシーS7」に搭載される予定だ。


最近ロッテに化学事業を譲渡したサムスンSDIは2020年までに総額3兆ウォンを投資してバッテリー生産規模を現在より約10倍に増やすことにした。サムスンSDIのキム・イクヒョン常務は、「会社の経営資源を自動車用バッテリーに集中している。化学事業売却資金は自動車用バッテリー事業に使うだろう」と明らかにした。化学部門を切り離したサムスンSDIが準備する未来キーワードはモノのバッテリー。すべてのものがインターネットに連結されるモノのインターネット(IoT)時代になれば、これを作動させるバッテリーが必要という判断からだ。特に人工知能ロボット時代になれば電源につながずに作動できるバッテリーが重要になると見通し多様な形態のバッテリーを開発している。同社関係者は「自動車のほかにもドローンとロボットなど新たに登場する多様な機器に向け世界で初めて開発した丸められるフレキシブルバッテリーの技術を確保した状態だ」と説明した。

収益が出なかったモーター事業などを大挙整理したサムスン電機はスマートカーの「神経系」を担当する自動車部品に集中する。半導体とともに産業のコメと呼ばれる積層セラミックコンデンサー(MLCC)を自動車用に拡大する。昨年1兆2000億ウォン規模だったこの市場は徐々に電気自動車を筆頭に自律走行車まで「電子製品化」され、5年以内に市場は2兆ウォン規模に増えるとみた。同社関係者は、「スマートカーの目を担当する自動車用カメラ事業は自律走行の基本である車線感知と事故防止のためのセンシング機能が付加され拡張の可能性が大きい。2020年まで自律走行の核心であるカメラシステム モジュール事業まで拡大する予定だ」と明らかにした。



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