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フォルクスワーゲン、韓国で販売したディーゼル車12万台リコール

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
アウディフォルクスワーゲンコリアがディーゼル車の「排ガス浄化装置」不正操作と関連し、韓国で販売した12万台のリコールを実施すると1日、明らかにした。環境部の排ガス認証再検査に関係なく自発的リコールをするということだ。政府の本格的な真相調査とともに車の所有者が訴訟に入るなど、波紋が広がっていることに伴う措置だ。

同社の関係者は「ドイツ本社と協議の末、ディーゼル車がよく売れた韓国で消費者の信頼回復が急がれると判断し、リコール方針を決めた」と説明した。ただ、「まだ本社で浄化装置操作問題を解消する技術的対策を出していないため、いつどんな形でリコールを進めるかはまで決まっていない」と述べた。

リコールの対象は2009年から今年まで「EA 189」エンジンを搭載して生産・市販されたモデル。ブランド別にはフォルクスワーゲンのゴルフ・パサート・ティグアンなど9万2247台、アウディのA4・A6・Q5など2万8791台の計12万1038台にのぼる。


今までリコールが決まった国は、最初に問題が浮上した米国をはじめ、ドイツ・英国など欧州の一部の国だ。これに先立ち米環境保護局(EPA)は先月18日、2009年から今年まで生産したフォルクスワーゲンのゴルフ・ジェッタ・ビートルとアウディのA3など約48万2000台に「リコール」命令を出した。米国の環境基準に合わせるために排ガスソフトウェアを操作した事実を摘発したからだ。リコールとともに1台あたり3万7500ドルずつ課徴金を科す可能性があり、フォルクスワーゲン側は最大180億ドルの費用を支払わなければならない状況に直面した。

韓国でも環境部が1日、関連車両の排ガス浄化装置に対する『任意操作』に関する調査に着手した。環境部は試験室認証試験や実際の走行道路検査などを行い、11月中旬に最終結果を発表する予定だ。まず、この日の検査は仁川市国立環境科学院交通環境研究所で、国内の認証を受けた6車種の関連車両を対象に行われた。試験室内で円筒型装置に車を載せたまま冷暖房装置を消し、20-30度の温度を維持した状態で0-120キロの速度で20分間走行する形で検査が進められた。検査官は車に付着した測定装備で一酸化炭素・窒素酸化物など排ガスを測定した。政府の検査で操作装置を任意に設定した事実が確認されれば、販売停止(新車)・リコール(運行車)などが可能だ。認証内容と違う形で製作・販売した場合、1車種あたり10億ウォン(約1億円)の課徴金も科すことができる。

これに先立ち先月30日にはフォルクスワーゲンのティグアンとアウディQ5を購入した消費者が「会社にだまされて車を購入した」としてそれぞれ4300万ウォンと6100万ウォンに利子まで含めて払い戻しを求める訴訟をソウル中央地裁に起こすなど波紋が広がっている。



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