ムン・ジヨンさん(20)
ムン・ジヨンさんは経済的に難しい環境の中で7歳から音楽を始めた。両親は基礎生活受給者で家にピアノがなかったため、教会や塾を渡り歩いて練習した。だが、夢はピアニスト一筋だった。「初めて鍵盤を叩いた時から、将来の希望を一度も変えたことがない」と言った。そうしているうちに、韓国芸術総合学校のキム・テジン教授と出会って本格的に勉強を始め、国際舞台に相次いで名前を轟かせるようになった。企業からの後援も続いた。ブヨングループ、大信(テシン)金融グループなどがピアノの練習室や奨学金を支援した。ムン・ジヨンさんは「初めは経済的に難しい環境ということで注目されるのが嫌だったが、今ではそれもまた私のアイデンティティだとありのまま認めるようになった」と話した。
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