韓国芸術総合学校2学年のムン・ジヨンさん(20、ピアノ)が「第60回ブゾーニ国際ピアノコンクール」で優勝した。4日(現地時間)、イタリア・ボルツァーノで閉幕した同コンクールは今回が60回目で、東洋人・韓国人の1位は初となる。これまでピアニストのマルタ・アルゲリッチやアルフレート・ブレンデルなどそうそうたる受賞者を輩出したコンクールだ。
ムン・ジヨンさんは過去3年間、出場する国際コンクール先でことごとく優勝をさらっている新鋭だ。2012年エトリンゲン、2014年の高松・ジュネーブコンクール全てで1位を占めた。5日、ボルツァーノで電話取材に応じたムン・ジヨンさんは「これまでのコンクールに比べて今回は権威が高くていつも以上に緊張したが、音楽だけに集中しようと努力し、それが良い結果につながった」と話した。また「基準に満たない場合には1等を与えないことで有名なコンクールなので、プレッシャーを感じていた」ともした。実際、このコンクールでは過去59回のうち1位は27人にしか与えていない。
ムン・ジヨンさんは経済的に難しい環境の中で7歳から音楽を始めた。両親は基礎生活受給者で家にピアノがなかったため、教会や塾を渡り歩いて練習した。だが、夢はピアニスト一筋だった。「初めて鍵盤を叩いた時から、将来の希望を一度も変えたことがない」と言った。そうしているうちに、韓国芸術総合学校のキム・テジン教授と出会って本格的に勉強を始め、国際舞台に相次いで名前を轟かせるようになった。企業からの後援も続いた。ブヨングループ、大信(テシン)金融グループなどがピアノの練習室や奨学金を支援した。ムン・ジヨンさんは「初めは経済的に難しい環境ということで注目されるのが嫌だったが、今ではそれもまた私のアイデンティティだとありのまま認めるようになった」と話した。
師匠のキム・テジン教授は「華やかできらびやかなテクニックを前面に出したピアニストとはちがい、この若さで完熟した音楽性を備えている驚くべき演奏者」とし「特に、今回のコンクールでは1等賞だけでなくベートーベン協奏曲、現代曲最優秀演奏賞、新人演奏者賞も受賞してその実力を認められた」と紹介した。
ムン・ジヨンさんの演奏は来月、国内で聞くことができる。10月28日午後12時、同校大学路(テハンノ)キャンパス(旧国立ソウル科学館)独奏会のステージに立つ。
ムン・ジヨンさんは過去3年間、出場する国際コンクール先でことごとく優勝をさらっている新鋭だ。2012年エトリンゲン、2014年の高松・ジュネーブコンクール全てで1位を占めた。5日、ボルツァーノで電話取材に応じたムン・ジヨンさんは「これまでのコンクールに比べて今回は権威が高くていつも以上に緊張したが、音楽だけに集中しようと努力し、それが良い結果につながった」と話した。また「基準に満たない場合には1等を与えないことで有名なコンクールなので、プレッシャーを感じていた」ともした。実際、このコンクールでは過去59回のうち1位は27人にしか与えていない。
ムン・ジヨンさんは経済的に難しい環境の中で7歳から音楽を始めた。両親は基礎生活受給者で家にピアノがなかったため、教会や塾を渡り歩いて練習した。だが、夢はピアニスト一筋だった。「初めて鍵盤を叩いた時から、将来の希望を一度も変えたことがない」と言った。そうしているうちに、韓国芸術総合学校のキム・テジン教授と出会って本格的に勉強を始め、国際舞台に相次いで名前を轟かせるようになった。企業からの後援も続いた。ブヨングループ、大信(テシン)金融グループなどがピアノの練習室や奨学金を支援した。ムン・ジヨンさんは「初めは経済的に難しい環境ということで注目されるのが嫌だったが、今ではそれもまた私のアイデンティティだとありのまま認めるようになった」と話した。
師匠のキム・テジン教授は「華やかできらびやかなテクニックを前面に出したピアニストとはちがい、この若さで完熟した音楽性を備えている驚くべき演奏者」とし「特に、今回のコンクールでは1等賞だけでなくベートーベン協奏曲、現代曲最優秀演奏賞、新人演奏者賞も受賞してその実力を認められた」と紹介した。
ムン・ジヨンさんの演奏は来月、国内で聞くことができる。10月28日午後12時、同校大学路(テハンノ)キャンパス(旧国立ソウル科学館)独奏会のステージに立つ。
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