チョン・ソンギル名誉館長が関東大虐殺の場面が含まれた写真を見せている。
チョン館長が慰霊塔の設立を決心したのは2013年だ。日本が高校の歴史教科書から朝鮮人虐殺の内容を削除したという便りを聞きつけた。チョン館長は「日本の歴史わい曲を防ぎ、われわれ国民にもきちんと知らせなければならないと考えた」と話した。それで「関東大虐殺が写っている写真約120枚をまとめて資料集をつくり、慰霊塔を建てなければならないと決心した」という。慰霊塔の建設場所として慶尚北道盈徳(キョンサンブクド・ヨンドク)と仁川(インチョン)を念頭に置きながら署名運動を進めた。関東地方と緯度がほぼ同じ盈徳に建てて魂を賛えたり、中国人観光客がたくさん訪れる仁川に建てて惨状を広く知らしめたりしようという意図だった。慶北のある高等学校から始まり、中・高校生8万6000人余りの署名を受けた。チョン館長は「学生たちから『私たちにそのような歴史があるなんて知らなかった。関心をもっと持つようしたい』という言葉を聞けば大きな力になる」と話した。
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