チャイナリスクが世界経済危機に直結するものと断定することはできない。しかしその可能性がさらに拡大したことだけは否定しがたい事実だ。これまで市場では中国に対する楽観論が優勢だった。「中国政府が実体経済はもちろん金融も十分に管理できる」と信じた。中国市場の開放水準が低く、不安が世界金融市場に広まる懸念も小さいとみていた。
だが、中国楽観論の土台が空しく崩れているのが問題だ。中国政府の市場管理はすでに失敗したという判定を受けた。こうした信頼失墜がチャイナリスクを育てている。幸い韓国など一部証券市場は善戦しているが、主要2カ国(G2)の片方の軸である中国発の津波からは自由になりにくい。米国も9月に予定された金利引き上げを延期する状況だ。
だが、中国楽観論の土台が空しく崩れているのが問題だ。中国政府の市場管理はすでに失敗したという判定を受けた。こうした信頼失墜がチャイナリスクを育てている。幸い韓国など一部証券市場は善戦しているが、主要2カ国(G2)の片方の軸である中国発の津波からは自由になりにくい。米国も9月に予定された金利引き上げを延期する状況だ。
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