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中国も利下げ、世界デフレ恐怖拡散…韓国は?

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
中国人民銀行が21日、2年4カ月ぶりに基準金利を電撃的に引き下げた。減速する中国経済に懸念が強まる中、市場に資金を供給し、景気不振から抜け出そうということだ。中国のこうした金融緩和政策で、最近デフレ危機に陥った世界経済に中国発の通貨安競争の暗雲が広がる勢いだ。

中国中央銀行の人民銀行はこの日、1年満期預金金利を22日から0.25ポイント引き下げた2.75%に、1年満期貸出金利は0.40ポイント引き下げた5.60%にそれぞれ調整すると発表した。また、金融機関の預金金利適用上限を基準金利の1.1倍から1.2倍に拡大した。中国の利下げは、2012年7月に預金金利と貸出金利を0.25ポイントずつ引き下げて以来。

人民銀行の利下げは成長鈍化から抜け出すという方針を固めたものと分析される。中国経済は7月、国務院が産業高度化などのための一連の措置を取り、成長の勢いが急激に弱まっている。中国の今年1-9月期の経済成長率は7.4%にとどまり、今年目標である7.5%達成は不可能な見込みだ。


中国の利下げは世界経済にデフレ恐怖をもたらす見通しだ。利下げで人民元が値下がりすれば、中国輸出品価格を低めることができる。これは輸出チャネルを通じてユーロ圏や日本、韓国の物価も落とし、デフレを輸出する効果をもたらす。

すでにデフレ危機に陥った日本とユーロ圏はさらに強力な景気浮揚策を導入する可能性が高まった。安倍首相は来年10月に予定していた消費税追加増税を撤回し、無制限に金融緩和すると明らかにした。ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁も0%台の成長にとどまったユーロ圏の経済回復のために1兆ユーロ(約145兆円)規模の国債買い入れを示唆した。

パク・ジョンス西江大教授(経済学)は「韓国銀行(韓銀)も利下げなど積極的な通貨政策をとるべきだ」と述べた。



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