北朝鮮の「木箱入り地雷」挑発に続く砲撃事件など軍事的な緊張状況を議論する韓国・北朝鮮間の高官接触が22日と23日、2日続けて板門店(パンムンジョム)の「平和の家」で開かれた。
23日早朝4時15分、10時間にわたる第1次“マラソン”会議が終わった後、閔庚旭(ミン・ギョンウク)青瓦台(チョンワデ、大統領府)報道官は「今回の接触で、双方は最近起こった事件の解決案と今後の南北関係の発展案について幅広く協議した」と明らかにした。第2次接触は23日午後3時30分に再開されたが24日未明までマラソン交渉が続いている。
南北間の接触は、南側からは金寛鎮(キム・グァンジン)青瓦台国家安保室長と洪容杓(ホン・ヨンピョ)統一部長官が、北側からは黄炳瑞(ファン・ビョンソ)軍総政治局長と金養建(キム・ヤンゴン)労働党対南秘書兼統一戦線部長が参加した「2プラス2交渉」だった。
政府高官関係者は交渉の雰囲気について23日夜「双方の意見の差が大きい」としつつも「北側が『会議の中断』まで受け入れながら2日目の交渉に応じるのを見ると、対話の『局面』自体を打破しようとしているのではないようだ」と話した。高官接触で南側は木箱入り地雷の挑発と西部戦線の砲撃挑発に対する北側の謝罪と再発防止対策を要求した一方、北側は木箱入り地雷の挑発と砲撃などを自分たちがしたことではないと否定しており立場の差が縮まっていないと政府関係者たちが伝えた。
金寛鎮国家安保室長が第2次接触を控えて23日午前、青瓦台で招集した国家安全保障会議(NSC)でもこうした雰囲気が議論されたという。
政府の別の関係者は「北朝鮮が謝罪をしようとせず時間が少し必要なようだ」として「とりあえず軍事的な緊張状態から互いに解決した後、再び会談の日程を定めて会う案を推進する」と話した。この関係者は「戦勝70周年行事を控えた中国の動きもそうで、条件が韓国側に不利に作用はしないようだ」と主張した。
特にこの関係者は閔報道官が「今後の南北関係の発展案まで幅広く協議した」と述べた部分について「離散家族の対面と5・24措置の解除など南北間に山積みになった問題まで議論しているという意味」として「すぐにではないが南北首脳会談の雰囲気づくりの問題も議論されているそうだ」と伝えた。
交渉が当初の予想より長引くと、今回の高官接触が妥結でも決裂でもないあいまいな結果を出すという予測も出てくる。東国(トングク)大学のコ・ユファン教授(北朝鮮学)は「地雷・砲撃挑発に関しては最終的な合意なしに今後、将軍級の会談を持って議論しようとごまかす可能性もある」として「双方いずれも受容できるあいまいな水準の合意をして今後また別の対話の場で離散家族の対面から京元(キョンウォン)線復活、非武装地帯(DMZ)生態平和公園、さらに首脳会談まで幅広い議題を扱う可能性もある」と話した。
南北が高官接触をする間にも双方の軍は非常状況を維持して軍事的緊張の強度を下げなかった。軍は22日午後、対北朝鮮の情報監視態勢であるウォッチコン(Watch Condition)を3から2段階に格上げしながら空軍のF-15K戦闘機4機と米空軍F-16戦闘機4機が共に編隊飛行を行った。北朝鮮軍は23日、潜水艦戦力の約70%を基地から出動させて対抗した。軍関係者は「交渉が決裂する場合、ややもすると軍事挑発につながりかねないという点に備えている」として「陸海空を動員した同時多発交戦事態にも十分に備えている」と話した。
23日早朝4時15分、10時間にわたる第1次“マラソン”会議が終わった後、閔庚旭(ミン・ギョンウク)青瓦台(チョンワデ、大統領府)報道官は「今回の接触で、双方は最近起こった事件の解決案と今後の南北関係の発展案について幅広く協議した」と明らかにした。第2次接触は23日午後3時30分に再開されたが24日未明までマラソン交渉が続いている。
南北間の接触は、南側からは金寛鎮(キム・グァンジン)青瓦台国家安保室長と洪容杓(ホン・ヨンピョ)統一部長官が、北側からは黄炳瑞(ファン・ビョンソ)軍総政治局長と金養建(キム・ヤンゴン)労働党対南秘書兼統一戦線部長が参加した「2プラス2交渉」だった。
政府高官関係者は交渉の雰囲気について23日夜「双方の意見の差が大きい」としつつも「北側が『会議の中断』まで受け入れながら2日目の交渉に応じるのを見ると、対話の『局面』自体を打破しようとしているのではないようだ」と話した。高官接触で南側は木箱入り地雷の挑発と西部戦線の砲撃挑発に対する北側の謝罪と再発防止対策を要求した一方、北側は木箱入り地雷の挑発と砲撃などを自分たちがしたことではないと否定しており立場の差が縮まっていないと政府関係者たちが伝えた。
金寛鎮国家安保室長が第2次接触を控えて23日午前、青瓦台で招集した国家安全保障会議(NSC)でもこうした雰囲気が議論されたという。
政府の別の関係者は「北朝鮮が謝罪をしようとせず時間が少し必要なようだ」として「とりあえず軍事的な緊張状態から互いに解決した後、再び会談の日程を定めて会う案を推進する」と話した。この関係者は「戦勝70周年行事を控えた中国の動きもそうで、条件が韓国側に不利に作用はしないようだ」と主張した。
特にこの関係者は閔報道官が「今後の南北関係の発展案まで幅広く協議した」と述べた部分について「離散家族の対面と5・24措置の解除など南北間に山積みになった問題まで議論しているという意味」として「すぐにではないが南北首脳会談の雰囲気づくりの問題も議論されているそうだ」と伝えた。
交渉が当初の予想より長引くと、今回の高官接触が妥結でも決裂でもないあいまいな結果を出すという予測も出てくる。東国(トングク)大学のコ・ユファン教授(北朝鮮学)は「地雷・砲撃挑発に関しては最終的な合意なしに今後、将軍級の会談を持って議論しようとごまかす可能性もある」として「双方いずれも受容できるあいまいな水準の合意をして今後また別の対話の場で離散家族の対面から京元(キョンウォン)線復活、非武装地帯(DMZ)生態平和公園、さらに首脳会談まで幅広い議題を扱う可能性もある」と話した。
南北が高官接触をする間にも双方の軍は非常状況を維持して軍事的緊張の強度を下げなかった。軍は22日午後、対北朝鮮の情報監視態勢であるウォッチコン(Watch Condition)を3から2段階に格上げしながら空軍のF-15K戦闘機4機と米空軍F-16戦闘機4機が共に編隊飛行を行った。北朝鮮軍は23日、潜水艦戦力の約70%を基地から出動させて対抗した。軍関係者は「交渉が決裂する場合、ややもすると軍事挑発につながりかねないという点に備えている」として「陸海空を動員した同時多発交戦事態にも十分に備えている」と話した。
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