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<北朝鮮砲撃挑発>朴大統領、地下壕NSC主宰「挑発に断固対応」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
朴槿恵(パク・クネ)大統領は20日午後5時、金寛鎮(キム・グァンジン)国家安保室長から北朝鮮の砲撃挑発について初めての状況報告を受けた。引き続き午後5時10分、国家安全保障会議(NSC)緊急常任委員会の招集を指示したと閔庚旭(ミン・ギョンウク)青瓦台(チョンワデ、大統領府)報道官が伝えた。

朴大統領は午後6時から約40分間、「地下壕」と呼ばれる青瓦台国家危機管理状況室で会議を直接主宰し、北朝鮮の挑発状況と軍の対応について報告を受けた。

閔報道官は「朴大統領は崔潤喜(チェ・ユンヒ)合同参謀議長と韓民求(ハン・ミング)国防部長官、そして金寛鎮安保室長から順に事件の概要と韓国軍の対応についての報告を受けた」と話した。その後「北朝鮮の挑発には断固として対応し、韓国軍は万全の態勢を維持すると同時に、住民の安全と保護にも万全を期するように」と指示したと閔報道官は伝えた。


青瓦台の関係者は「朴大統領は今回の北朝鮮の挑発を深刻にとらえている」と話した。ただし青瓦台は「48時間以内に対北朝鮮心理戦放送を中断しなければ軍事的行動を開始する」という北朝鮮の電話通知文に対しては公式反応を自制した。

この日の会議には金寛鎮室長をはじめ李丙ギ(イ・ビョンギ)大統領秘書室長、韓民求国防部長官、洪容杓(ホン・ヨンピョ)統一部長官、李炳浩(イ・ビョンホ)国家情報院長、金奎顕(キム・ギュヒョン)国家安保室第1次長、朱鉄基(チュ・チョルギ)外交安保首席らNSC常任委メンバーが参加した。外交部では中南米に訪問中の尹炳世(ユン・ビョンセ)長官に代わって趙太庸(チョ・テヨン)第1次官が参加した。

与野党指導部もこの日、国会関連常任委員会所属の議員を集めて緊急懸案会議を開いた。

セヌリ党の金武星(キム・ムソン)代表は「今後も私たちがすぐに対応しにくい挑発が続く可能性がある」として「どんなことが起きるか分からないので、もしもの事態に備えて韓国軍が警戒態勢をしっかりとらなければならない」と強調した。この日の会議で国防部の国会連絡官であるパク・ムンシク准将が「まだ(住民らの防空壕避難の現況は)綿密に把握できなかった」と言うと金代表は「自分が知っていることもよく分からず何の報告をするのか」と叱責もした。

新政治民主連合の文在寅(ムン・ジェイン)代表も、国会国防委・外交通商委など関連常任委員を集めて緊急懸案会議を行った。文代表は「重要なのは、状況がさらに悪化しないよううまく統制しなければならないということ」としながら「まだ状況が終わっていないだけに党でも鋭意注視して非常体系を備えなければならない」と話した。

与野党は同時に糾弾声明を発表した。セヌリ党の金栄宇(キム・ヨンウ)報道官は「北朝鮮が地雷挑発で韓国の兵士に深刻な被害をもたらしたのに続き、砲弾まで発射したのは明白な停戦協定違反であり侵略行為」と話した。新政治連合の兪銀恵(ユ・ウンヘ)報道官も「北側は軍事緊張を増幅させる挑発を直ちに中断すべきだ」と促した。



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