山岳写真家のキム・クンウォン氏が1956年7月に独島で撮影した灯台。「ROK(大韓民国)」の3文字が鮮明に見える。その左側の扉には独島灯台の表示板、鬱陵島の聖人峯と対をなす「聖傑峯」という文字が見える。
1954年8月10日に点灯した灯台は、当時の海務庁施設局が東島の最高峰に設置した無人灯台であり、石油を燃やして航路を明示する東海(トンヘ、日本名・日本海)の案内役だった。鉄製のはしご側に鮮明に見える「ROK(大韓民国)」の3文字は独島が大韓民国の領土であることを雄弁している。さらに目を引くのはその左側の扉に彫まれた3文字だ。「独島灯台」という表示板の下には「聖傑峯(ソンゴルボン)」という3文字が見える。当時独島を守った「鬱陵警察署独島警備隊」が鬱陵島の聖人峰(ソンインボン)にともに名付けたものと推測される。
海洋史家のチュ・カンヒョン済州大客員教授は「灯台は海洋の安全と自国の管轄のために設置する領土表示施設」とし「大韓民国の独島守護意志と警備体制を見せる貴重な資料だ」と評価した。チュ教授は「聖人峯と聖傑峯の名前の組み合わせを証明する貴重な資料だ。なくなった施設をこのように明白に見せる写真が発掘されたのは光復(解放)70周年の快挙だ」と述べた。
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