米日刊紙ニューヨーク・タイムズ（ＮＹＴ）は２９日（現地時間）、「韓国キムチ産業を締めつける中国の規制」というタイトルの記事を通じて、韓国キムチ産業の運命は中国がキムチを塩漬け野菜と見るかどうかにかかっていると主張した。

ＮＹＴは、数年前に中国がキムチを塩漬け野菜に分類したことでキムチが塩漬け野菜に関する中国の厳格な衛生基準を満たせず、これに伴い中国向けのキムチの輸出が急減したと伝えた。


同紙はここ数年で中国向けのキムチの輸出量は数十万ドルから２０１３年１０８ドルに減り、昨年は１万６８０ドルを記録した。その代わり、中国産キムチの韓国向け輸出量は１年で数億ドルに達していると報じた。


ＮＹＴは中国がことし２月、キムチに対する規制を再検討するという立場を明らかにしたが、規制が緩和されるとしても低価格の中国キムチが韓国市場を掌握した状態の今の雰囲気が変わるのは難しいだろうと伝えた。