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ソプラノ歌手チョ・スミ「統一すれば北の音楽家と必ず記念公演」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

ソプラノ歌手チョ・スミ氏

ソプラノ歌手チョ・スミ氏(スミ・ジョー、53)の目が赤くなった。ロシア・モスクワ国立音楽院で公演を終えた後、「統一すれば北朝鮮の音楽家とともに記念公演をする考えがあるか」という質問を受けてからだ。チョ氏は「光復(解放)60周年を迎えて北のソプラノ、テノール歌手と公演をした。公演後はお互い抱き合い、いつまた会えるだろうかと思いながら泣いたことを覚えている」とし「統一すれば大きな喜びのためきちんと歌えるか分からないが、機会があれば私が抜けてはいけないようだ」と答えた。

チョ氏は27日午後(現地時間)、モスクワ国立音楽院ボリショイホールで開かれた「韓露修交25周年記念音楽会」で公演した。この日の音楽会は、ロシアのウラジオストクからドイツのベルリンまで1万4400キロを列車で走りながら平和と統一の民間外交使節の役割をしている「ユーラシア親善特急」が準備した。音楽会にはロシアのテノール歌手アルチョム・サフロノフ氏、指揮者フェリックス・コロボフ氏らが参加した。ユーラシア親善特急隊員約200人とモスクワ市民1550人など約1800人がボリショイホールを埋めた。

チョ氏は「花雲の中に」「同心草」など韓国の歌曲とロシア作曲家セルゲイ・ラフマニノフの「ヴォカリーズ」などを歌った。韓国とロシアの連結点を音楽で探すために両国民がよく知る曲を選んだ。


チョ氏は「光復70周年を迎える重要な年であるだけにロシアのテノール歌手に韓国の歌を一つ教えたが、それは『懐かしい金剛山(クムガンサン)』」とし、アルチョム氏とともに韓国語で「懐かしい金剛山」を歌った。

チョ氏は31日、ベルリンのブランデンブルク門広場で開かれるユーラシア親善特急の閉幕公演舞台にも立つ。閉幕公演にはピアニストのベク・ゴンウ氏、サムルノリのキム・ドクス氏らも参加する。チョ氏は「音楽は異なる言語と宗教、生活方式を一つにつなぐ『コネクション』と考える」とし「鉄道も一つの線で国境を越え、他の言語と宗教、生活方式を一つにつなぐという点で音楽と似ている」と話した。

ユーラシア親善特急は28日午後、ロシアのモスクワを出発し、ポーランドのワルシャワに向かった。モスクワを出発する前に開かれた在ロシア同胞懇談会には、ロシアの国民歌手チェ・アニタ氏、作家のキム・アナトーリ氏らが出席した。



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