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【取材日記】11年ぶりに実現した韓日囲碁外交

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

元裕哲(ウォン・ユチョル)議員(国会棋友会長)と菅直人元首相が11日、対局している。

11日午後、国会のサランチェ(客間)では碁石を打つ音が響いた。片方に韓国の国会議員が、反対側には日本の議員が碁盤を挟んで座った。両国議員は3時間ほど、それぞれ白石と黒石を手に“手談”をした。「韓日国公正常化50周年記念韓日議員親善囲碁交流」で両国議員が向かい合って座ったのは11年ぶりとなる。まずは菅直人元首相(囲碁文化振興議員連盟代表、69)とセヌリ党の元裕哲(ウォン・ユチョル)議員(国会棋友会長)が対局した。50分で菅元首相の中押し勝ち。対局を見守った「囲碁皇帝」チョ薫鉉(チョ・フンヒョン)9段は「元議員がわざと負けたようだ。棋友会長を務めるにふさわしい」と言って笑った。緊張した姿で水を何度も飲んだ菅元首相は元議員の「降伏宣言」に笑みを見せた。

菅元首相は新政治民主連合の崔圭成(チェ・ギュソン)議員との対局では大差で敗れた。しかし顔から笑みは離れなかった。菅元首相は「もう一度勝ってみようと欲を出して積極的に攻撃したが、それが敗因となった。政治でもこういうケースがよくある」と崔議員に話した。崔議員は「碁をしてみると実利を選択する方のようだ」と答えた。


別のテーブルでも「私が運よく勝った」(セヌリ党の金起善議員)、「上手な人が勝つものだ。すっかりやられた」(田浦直元議員)という配慮の言葉が行き来した。こうした雰囲気を生かせばこじれた両国関係が解決に向かうかもしれないという期待感が生じた。


11年ぶりの盤上外交には「三顧の礼」があった。2013年10月当時、国会外交統一委員だった元議員は国政監査のために日本を訪問した際、菅元首相に会って「囲碁交流」を再開することに合意した。当時駐日大使だった李丙ギ(イ・ビョンギ)大統領秘書室長も場所の斡旋など積極的に動いたが、努力は実を結ばなかった。

昨年は元議員と首席副会長の崔圭成議員、総務の金起善(キム・ギソン)議員がまた玄海灘を渡った。今年2月に囲碁交流を再開することにしたが、昨年11月に衆議院が解散して総選挙が実施され、約束なく漂流した。すると元議員が5月に行事のため訪韓した菅元首相にまた会い、「7月には必ず開こう」と約束し、ようやく実現した。

この日、3時間にわたる対局が終わった後、「囲碁を通じて相手と感情がつながった感じ」という菅元首相の言葉に韓日議員は共感した。「8月の韓中囲碁交流で韓日中交流に対する確答を受ける」(元議員)という約束が結実し、3カ国の政治家が碁盤の前に座ることができることを期待する。

チョン・ジョンムン政治国際部門記者



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