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政治が恥ずかしい=韓国

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

セヌリ党の金台鎬(キム・テホ)最高委員(左)が先月29日に続いて2日の最高委員会議でも劉承ミン(ユ・スンミン)院内代表(左から2人目)の辞任を求めると、金武星(キム・ムソン)代表(右)が引き止めた。それでもまだ金最高委員が続けると、金代表は会議を終えた。

新政治民主連合の文在寅(ムン・ジェイン)代表(右)と文代表の人選に強く反発した李鍾杰(イ・ジョンゴル)院内代表が2日、市内あるホテルで「深夜談判」を終えた後、重い表情に出てきている。4・29再・補欠選の惨敗後に革新を強調している野党では派閥対立が続いている。

#反目。2日午前のセヌリ党最高委員会議は、劉承ミン(ユ・スンミン)院内代表の去就問題をめぐり激しい言い争いがあった。金台鎬(キム・テホ)最高委員が隣にいた劉院内代表に向かって「崩壊した家庭がうまくいくのを見たことがない」と述べ、辞任を要求した。すると、元裕哲(ウォン・ユチョル)政策委議長が「それはあまりにもひどい」と反論した。金最高委員が繰り返し辞任を要求すると、金武星代表は「やめなさい」と怒りを表し、退場した。金学容(キム・ハクヨン)代表秘書室長はみんながいる前で金最高委員に暴言を浴びせた。朴槿恵(パク・クネ)大統領の拒否権行使後に深まった親朴-非朴系の葛藤は非教育的なレベルに達している。

#断絶。与党と青瓦台(チョンワデ、大統領府)の関係はまひしている。補正予算を議論する1日午前の政府・与党協議に劉院内代表は出席せず、午後には金代表が朴大統領が主宰する民主平和統一諮問会議発足会議に出席する日程を取り消した。2日には鄭義和(チョン・ウィファ)国会議長が中堅5カ国(メキシコ・インドネシア・韓国・トルコ・豪州)協議体(MIKTA)国会議長団の青瓦台面会に招待されなかった。青瓦台と当事者はいろいろと釈明しているが、結局、劉院内代表が辞任するまで青瓦台が汝矣島(ヨイド)との対話チャンネルを断とうという意図だと、与党関係者は伝えた。与党と青瓦台の関係がこういう状況なら、政府が景気回復のために緊急編成した「15兆ウォン+アルファ」の補正予算案も適時に処理されるか未知数だ。

#葛藤。セヌリ党だけでなく、第1野党の姿も失望を与える。4・29再・補欠選の惨敗後、革新に向けて発足させた新政治民主連合革新委員会が活動を始めただけだが、非盧武鉉(ノ・ムヒョン)系統は「革新が失敗した場合」を想定して「新党結成説」を流す一方、親盧武鉉系はこうした非主流を「反改革的」と批判し、争いが続いている。2日に李鍾杰(イ・ジョンゴル)院内代表が主宰した党政策調整会議では、院内副代表の姜東遠(カン・ドンウォン)議員が「セヌリ党の親朴の蜂の群れ攻撃は女王蜂を守るためのようだ。しかし女王蜂も結局は死ぬ」と、朴大統領を露骨に非難した。


反目と断絶、葛藤の政治を見る国民の視線は批判を越え、国を心配するほどになっている。2日昼、汝矣島の国会前で会った飲食店経営者のキムさん(55)は「夫婦げんかをするなら子供に見られないよう扉を閉めてするべきだが、国を導く大統領と与党が全国民の前で何をしているのか」と話した。ある私立大の教授は「最近、酒の席では大統領と劉承ミン院内代表の争いの話ばかり出てくる」とし「政治が国民を心配するのではなく国民が政治を心配する状況」と語った。リサイクル事業をするソさん(50)は「政界が力を合わせても経済が回復するかどうか分からないのに、身内で争っている」とし「政治のレベルが庶民の生活まで妨害するほど」と話した。

韓国外国語大のイ・ジョンヒ教授(政治学)は「今回の事態は、与党の場合、大統領制下で与党と大統領の関係定立のための陣痛であり、野党の場合、党内の主導権を握るための陣痛」とし「問題は、その陣痛が国民のためではなく自分たちの権力を守るためという印象を与え、見苦しい」と述べた。



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