サムスンソウル病院が14日に結局、部分的に閉鎖した。4日に病院からMERSの2次感染者が初めて確認されてから約10日後だ。スーパースプレッダーである14人目の患者(35)が先月27~29日にこの病院に入院した際に接触した人々の最大潜伏期(14日)が12日で終わればMERS拡散が限界に至るという予想を破る結果だ。
病院内の移送要員である137人目の患者(55)が発症して安易な予測だという事実が明るみになった。この要員がすでに2日から症状を見せていたのに10日まで患者をあちこちの病棟に移送しながら3次流行のリスクが高くなると病院側は閉鎖カードを出した。
ところがこのカードまでも出遅れたという指摘が出ている。病院の管理能力の限界が明らかだったのに保健当局がこれを放置して事態を大きくしたという批判を免れにくくなった。
サムスンソウル病院と保健当局の誤った判断の出発点は、先月29日に14人目の患者が隔離されながら接触者リスト893人を作成した時だ。病院は接触者を自ら分類し、隔離対象もそれに合わせて通知した。このリストには主に患者と医療スタッフが入っている。病院がどんな基準でリストを作成したのかも不明だ。鄭銀敬(チョン・ウンギョン)疾病管理本部病気予防センター長は「(サムスンソウル病院の)リスクも分類に従って措置されたと判断した」と明らかにした。管理対象者リストから双方が弱点を露呈していたという意だ。
さらに大きな問題は、サムスンソウル病院が渡したリストには患者の保護者や知り合いなどが抜けていたという点だ。保健当局もリストの外対象者をまともに取りまとめなかった。その後に発生した患者をみると、失策がどれほど骨身にしみるものだったのかが分かる。サムスンソウル病院で2次感染した患者は71人だが、病院が提出したリストに入っていた患者は27人に過ぎない。残りの44人はリストにはなかった。137人目の患者が代表的だ。この病院関係者は「応急室患者の移送要員をほとんど全員隔離して調査したが、なぜその職員だけ抜け落ちたのか分からない」と話した。先月29日に応急室で勤務していて14人目の患者に接触したこの病院の保安要員(33)もリストから除外れていた状態で135人目の確診患者になった。
患者の発生動向を見れば誤った判断がさらに明らかになる。10日、115人目の患者(77、女)まではリストに入っていた感染者とそうでない人が混じっていた。だが116人目の患者(56、女)から145人目の患者(37)までの4日間サムスンソウル病院で2次感染した17人の患者は全てリストから外れていた。それでもサムスンソウル病院と保健当局は「サムスン発2次流行が沈静化に入った」という話だけならべた。
サムスンソウル病院が7日、893人のリストを提供する頃に保健当局が病院を掌握してすべての患者と接触者を統制しなければならなかったのに、ずるずるとサムスンソウル病院の言いなりになって災いを大きくしたのだ。住民登録コンピュータ・ネットワークを活用して患者とともに応急室に立ち寄った保護者と家族のリストを確保して積極的に隔離しなければならなかったのに、こういう事をしなかった。サムスンソウル病院で14人目の患者に感染した患者が釜山(プサン)・昌原(チャンウォン)・浦項(ポハン)・金堤(キムジェ)など全国に広まったが、保健当局はこの病院に対して積極的な措置を取ることを躊躇した。クォン・ドクチョル保健福祉部保健医療政策室長は「サムスンソウル病院長が感染内科専門医なので、院内職員らについては十分に把握して管理すると思っていた」と釈明した。
病院内の移送要員である137人目の患者(55)が発症して安易な予測だという事実が明るみになった。この要員がすでに2日から症状を見せていたのに10日まで患者をあちこちの病棟に移送しながら3次流行のリスクが高くなると病院側は閉鎖カードを出した。
ところがこのカードまでも出遅れたという指摘が出ている。病院の管理能力の限界が明らかだったのに保健当局がこれを放置して事態を大きくしたという批判を免れにくくなった。
サムスンソウル病院と保健当局の誤った判断の出発点は、先月29日に14人目の患者が隔離されながら接触者リスト893人を作成した時だ。病院は接触者を自ら分類し、隔離対象もそれに合わせて通知した。このリストには主に患者と医療スタッフが入っている。病院がどんな基準でリストを作成したのかも不明だ。鄭銀敬(チョン・ウンギョン)疾病管理本部病気予防センター長は「(サムスンソウル病院の)リスクも分類に従って措置されたと判断した」と明らかにした。管理対象者リストから双方が弱点を露呈していたという意だ。
さらに大きな問題は、サムスンソウル病院が渡したリストには患者の保護者や知り合いなどが抜けていたという点だ。保健当局もリストの外対象者をまともに取りまとめなかった。その後に発生した患者をみると、失策がどれほど骨身にしみるものだったのかが分かる。サムスンソウル病院で2次感染した患者は71人だが、病院が提出したリストに入っていた患者は27人に過ぎない。残りの44人はリストにはなかった。137人目の患者が代表的だ。この病院関係者は「応急室患者の移送要員をほとんど全員隔離して調査したが、なぜその職員だけ抜け落ちたのか分からない」と話した。先月29日に応急室で勤務していて14人目の患者に接触したこの病院の保安要員(33)もリストから除外れていた状態で135人目の確診患者になった。
患者の発生動向を見れば誤った判断がさらに明らかになる。10日、115人目の患者(77、女)まではリストに入っていた感染者とそうでない人が混じっていた。だが116人目の患者(56、女)から145人目の患者(37)までの4日間サムスンソウル病院で2次感染した17人の患者は全てリストから外れていた。それでもサムスンソウル病院と保健当局は「サムスン発2次流行が沈静化に入った」という話だけならべた。
サムスンソウル病院が7日、893人のリストを提供する頃に保健当局が病院を掌握してすべての患者と接触者を統制しなければならなかったのに、ずるずるとサムスンソウル病院の言いなりになって災いを大きくしたのだ。住民登録コンピュータ・ネットワークを活用して患者とともに応急室に立ち寄った保護者と家族のリストを確保して積極的に隔離しなければならなかったのに、こういう事をしなかった。サムスンソウル病院で14人目の患者に感染した患者が釜山(プサン)・昌原(チャンウォン)・浦項(ポハン)・金堤(キムジェ)など全国に広まったが、保健当局はこの病院に対して積極的な措置を取ることを躊躇した。クォン・ドクチョル保健福祉部保健医療政策室長は「サムスンソウル病院長が感染内科専門医なので、院内職員らについては十分に把握して管理すると思っていた」と釈明した。
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