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<MERS>サムスン病院暫定閉鎖…緊急手術以外の診療中断

ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版

MERS患者発生25日となる13日に隔離者が4000人を超えた。この日午後、異常症状を感じたある市民がソウル地域MERS治療病院に指定されたボラメ病院の患者控え室で診療を待っている。

サムスンソウル病院は13日、新規患者診療と入院を中断し、手術も救急患者だけに限定することにした。事実上病院を部分的に閉鎖するということだ。病院側はこの日午後11時10分ごろに報道資料を出してこうした内容を発表した。中東呼吸器症候群(MERS)陽性判定を受けた救急室担当者が、症状が現れた後も10日間にわたり勤務を継続したことが明らかになったためだ。MERS官民合同TFはこの日病院側に格別の対策を求め、病院側は部分閉鎖を決めた。

保健当局によると、この担当者はスーパー・スプレッダーとされる14人目の患者が応急室に入院した先月27~30日に接触した可能性が大きい。だが、密接接触者に分類されることはなく、2日から10日まで10日近くにわたり患者を搬送する業務を通常通りに行っていた。保健当局と病院ともこうした事実を見逃し密接接触者管理で不備があったことを改めて示した。

病院側はこの担当者が陽性判定を受けた後、密接接触者37人と間接接触者127人に対しても1人部屋への隔離を進めている。病院関係者は、「すでに退院した直接・間接接触者215人に対しては疾病管理本部とともに電話で発熱など異常がないかを確認し、異常の兆候があれば検査を受けるよう案内した」と話した。


しかしどれだけの人がこの担当者と接触したのかは未知数だ。保健福祉部のクォン・ドクチョル保健医療政策室長は、「この患者が勤務期間中に接触した人は相当多いものとみられる」と話した。急病患者搬送の責任を持つ業務の特性上、1日にも数十人の患者がこの担当者と接触したものとみられる。

この日MERSの4次感染者も初めて確認された。4次感染者は70歳の133人目の患者で、5~6日に76番目の患者(75歳、後に死亡)を搬送した救急車の運転手だ。翰林(ハンリム)大学江東(カンドン)聖心(ソンシム)病院感染内科のオム・ジュンシク教授は、「接触過程上4次感染と表現しても問題はないようだ。広く見れば病院から患者を他の病院に移送する医療過程で発生した感染であり、地域社会感染ではない」と強調した。

MERS患者数はこの日12人が追加され合計138人に増えた。死亡者も1人増え14人となった。致死率は10.1%となる。自宅・施設隔離者は4014人で前日より334人増えた。隔離者が4000人を超えたのは初めて。

一方、韓国政府と世界保健機関(WHO)のMERS合同評価団はこの日記者会見を開き5日間の活動結果を発表した。WHOの福田敬二事務次長は「地域社会への拡散が進行しているという点はないと判断される。状況が完全に終息するまで警戒態勢を維持しなければならないだろう」と話した。(中央SUNDAY第431号)



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